【銘柄診断】ケネディクスは業態変革中だが、売上げ大幅ダウンで先行き不透明

2011年11月18日 14:00

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  ケネディクス <4321> は震災後に1万3410円の安値を付け、その後は戻りらしい動きも見られないまま、さらに値下がりする低調な動きを見せていた。長い下降トレンドを経て、10月5日の7890円でようやく底を打ち、現在はそこから若干戻した水準でのもみ合い場面。

  同社は1昨年来、国内不動産への投資意欲を有する国内外の投資家に対して、優良案件の発掘と投資機会を提供するアセットマネジメントビジネスを基軸として位置付け、業態を変革中だ。そうした効果から、今2011年12月期は営業利益76億円(前期73億3100万円)と小幅増益が見込まれている。

  ただ売上げが前12月期の385億8900万円から219億円へ43.2%もの減少の中での小幅増益。売上げがダウンしている状況を見ると、業容変容中とはいえ、先行き大幅増益に転じる可能性は薄そう。PERも13倍と、そこそこの水準にある。値がため場面に移行が予想される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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