レクサス、東京モーターショーに次期「GS」シリーズの「GS450h」など出展

2011年11月16日 14:54

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「GS450h」(画像提供:トヨタ自動車)

「GS450h」(画像提供:トヨタ自動車)[写真拡大]

  • 「GS350 “F SPORT”」(画像提供:トヨタ自動車)
  • 「LFA Nurburgring Package」(画像提供:トヨタ自動車)

 トヨタ自動車の高級車ブランド「LEXUS(レクサス)」は16日、第42回東京モーターショー2011に、2012年初頭より販売開始予定で、今回日本初披露となる次期「GS」シリーズを出展するとともに、「LFA Nurburgring Package」も展示すると発表した。

 次期「GS」は、次世代LEXUSの先駆モデルであり、今後のLEXUS車の方向性を象徴するクルマとして、デザイン、走り、先進技術を高い次元で具現化した。LFA、CT、GSと進化するブランドLEXUSは、日本発「真のグローバルプレミアムブランド」としての独自性と存在感を一層高めていく。

  「GS」シリーズは、GSの語源「Grand Touring Sedan」としての基本要件である“大人4人が高速で快適に長時間移動できる空間”を実現。その上でLEXUSの考える提供価値である“所有する喜び”、“操る楽しさ”、“感性に響くラグジュアリー性”を、基本性能の飛躍的進化と先進技術の採用をもって、次世代LEXUSとして昇華した。

 今回出展する「GS450h」は、燃料噴射圧をより高圧縮化した次世代D-4Sとアトキンソンサイクルを採用した新開発3.5L V6エンジン「2GR-FXE」を搭載し、FRハイブリッド技術との世界初となる組み合わせを実現。FRハイブリッドセダンのパイオニアとして、ハイパワーとエコロジーの融合を一層高い次元で確立している。

 また、パワーコントロールユニットの刷新、2段変速リダクション機構付きのハイブリッド専用トランスミッションの摩擦損失低減などにより、スムーズかつエモーショナルな加速と圧倒的な低燃費を実現した。さらに、小型化した2段積みハイブリッドバッテリーの採用や、新開発のリヤサスペンションレイアウトにより、ラゲージ容量を現行型比約1.5倍の465L(VDA法) に大幅に拡大。ゴルフバッグ4セットを収納できる広い荷室空間と優れた積載性を実現し、ガソリンモデルとほぼ同等の高いユーティリティを実現している。

 「GS350 “F SPORT”」は、LFAを頂点とする“F”の走りのテイストを継承し、内外装とも専用装備を持つ、次期GSのもうひとつの個性であるスポーティバージョン“F SPORT”。次期GSの走行性能を最大限に引き立て、より本格的なスポーティバージョンとして、次世代LEXUSの感性に響く楽しい走りを象徴している。

 また、 「LFA Nurburgring Package」は、LFA開発の舞台となったニュルブルクリンクへの敬意と感謝の意を込めて名付けられた、標準仕様より一層サーキットでの走行に軸足をおいたモデル。2012年からの生産を予定している。

 CFRP(カーボン繊維強化樹脂)製のフロントスポイラーや固定式リヤウイングなどにより、空力特性をさらに向上したほか、サーキット走行により適したサスペンションや専用ホイールを装着し、操縦性・走行安定性を向上している。エンジン最高出力は圧縮比を高めるなどの改良で、標準車両の412kW(560PS)に対して420kW(571PS)と8kW(11PS)の出力向上を実現した。

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