日産、東京モーターショーにEV「PIVO 3」など3タイプのコンセプトカーを出展

2011年11月9日 13:56

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「PIVO 3(ピボ3)」(画像提供:日産自動車)

「PIVO 3(ピボ3)」(画像提供:日産自動車)[写真拡大]

  • 「PIVO 3(ピボ3)」(画像提供:日産自動車)
  • 「ESFLOW(エスフロー)」(画像提供:日産自動車)
  • 「TOWNPOD(タウンポッド)」(画像提供:日産自動車)
  • 「NV350キャラバン」(画像提供:日産自動車)

 日産自動車は8日、第42回東京モーターショーの出展概要を発表した。今回のショーでは、日産リーフで世界に先駆けて開拓したゼロ・エミッション・モビリティの更なる可能性を示唆する、3タイプのコンセプトカーを出展する。

 その中心となるのが、都会派でスマートなEV「PIVO 3(ピボ3)」。ピュアEVスポーツカーの「ESFLOW(エスフロー)」、新ジャンルの「TOWNPOD(タウンポッド)」と併せて、近未来におけるモビリティのあるべき姿を提案する。さらに、今回が世界初披露となる「NV350キャラバン」(参考出品車)なども出展する。

 「PIVO 3(ピボ3)」は、日産の考える近未来のカーライフを具現化した都会派スマートEV。全長3mにも満たないコンパクトなボディーに、ゆとりと開放感のある3シーターキャビンが特徴。大舵角四輪インホイールモーターと前後で異なるトレッドの採用により、内外輪差ゼロを実現。前輪が通れる場所では車両全体の通過ができ、4メートル幅内でのUターンも可能となるなど、非常に優れた取り回し性を実現している。また、将来のスマートシティーで想定される駐車場、オートメーテッド・バレーパーキング(AVP)に対応し、ドライバーの降車後に無人自動走行で適切な駐車スペースに駐車、駐車中の自動充放電、スマートフォンによるAVP出口までの呼び出しなどが可能となっている。

 「ESFLOW(エスフロー)」は、EVが環境に配慮しつつドライビングも存分に楽しめることを証明する、日産リーフで培った最先端の技術を駆使して開発された、操縦性、機能性に優れたピュアEVスポーツカー。クルマ本来の楽しさと可能性を追求した後輪駆動の2シーターで、時速0 - 100キロまで5秒以下で到達する。一回の充電で240km以上(US LA4モード)の航続が可能。

 「TOWNPOD(タウンポッド)」は、今までのスタイルにとらわれない新しいタイプの若い起業家をターゲットにした、乗用車の快適性と商用車の実用性を両立させたEV。企業家を中心としたユーザーニーズに多彩に対応し、どんなシーンにも適合する「おしゃれで使える」クルマ。4つの観音ドア(左右ドア、テールゲート、ルーフ)により、狭い場所での乗り降り・積み降ろしや長尺物積載性が飛躍的にアップした。ドライバーの忙しい一日のスケジュールを応援する、スマートフォンと自動連携するタッチスクリーン・ディスプレイも搭載している。

 「NV350キャラバン」は、堂々としたデザイン、積載性や機能性に優れた新世代の本格商用バン。クラストップレベルを目指した燃費性能に加え、商用車初となるプッシュエンジンスターターの他、インテリジェントキー、ファインビジョンメーター、インストに配したシフトレバーや足踏み式のパーキングブレーキなどの先進装備を満載している。同車種は2012年夏に国内で発売する予定。

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