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中国の「神舟8号」が発射台に、打ち上げは11月初め
Image credit: 中国載人航天工程网[写真拡大]
中国の有人宇宙プロジェクトは10月26日、無人宇宙船「神舟8号」を載せた長征2号Fロケットを発射台へと移動させ、11月初めに打ち上げを実施すると正式に発表した。
北京時間10月26日10時(日本時間11時)、「神舟8号」を載せた長征2号Fロケットは酒泉衛星発射センターの組立試験施設から運び出され、発射台に据え付けられた。いよいよ打ち上げに向けての最終準備が始まる。
神舟は中国の有人宇宙船だが、「神舟8号」には様々な改良が加えられており、手動と自動によるドッキングが可能だという。今回は初のドッキング試験で、打ち上げられた「神舟8号」は「天宮1号」との接近試験(ランデブー)を行い、その後、遠隔操作による「天宮1号」への無人ドッキングを行う予定となっている。
「天宮1号」は中国初のドッキング目標機で、重さ約8.5トン。9月29日に打ち上げられ、現在軌道上で安定に飛行している。中国は今後2年間かけて、有人宇宙船「神舟8号」、「神舟9号」、「神舟10号」を打ち上げ、「天宮1号」とのドッキング試験を行う予定。
中国は現在、独自の宇宙ステーション計画を進めており、2015年までに「天宮2号」と「天宮3号」を打ち上げ、最終的に2020年までに中国初の宇宙ステーション「天宮」を完成させる計画となっている。
■神舟八号飛船将于11月初机発射
http://cmse.gov.cn/news/show.php?itemid=1893
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