プログレス補給船(45P)、打ち上げ準備開始

2011年10月25日 12:00

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記事提供元:sorae.jp

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 プログレス補給船(44P=M-12M)の打ち上げ失敗から約2ヵ月、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在している第29次長期滞在クルーらに物資を届ける、プログレス補給船(45P=M-13M)の打ち上げ準備作業がバイコヌール宇宙基地で始まった。

 ロシア連邦宇宙局は8月24日、プログレス補給船(44P)を載せたソユーズUロケットを打ち上げたが、上段エンジンに異常が発生し、打ち上げに失敗した。ロシアはプログレス補給船とソユーズ有人宇宙船の打ち上げは共に一時中断し、約1ヶ月かけて原因究明と対策を行い、打ち上げ再開を決めた。

 プログレス(45P)は既に宇宙船組立試験施設に運ばれ、燃料注入及びトランスファ・コンパートメントとのドッキングが行われた。今後、ペイロードフェアリングに入れられた後、ソユーズUロケットに搭載される。

 プログレス(45P)を載せたソユーズUロケットの打ち上げは現在10月30日に予定されており、ISSとのドッキングは11月2日頃に予定されている。

 なお、ISSには現在、日本人の古川聡宇宙飛行士が長期滞在している。

 ■October 21, 2011. CV Progress M-13M docking with the transfer compartment.
http://www.energia.ru/en/iss/iss29/progress_m-13m/photo_10-21.html

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