トヨタ、2012年シーズンからFIA世界耐久選手権にハイブリッド車で参戦 

2011年10月14日 20:02

印刷

トヨタ、2012年シーズンからFIA世界耐久選手権にハイブリッド車で参戦(画像提供:トヨタ自動車)

トヨタ、2012年シーズンからFIA世界耐久選手権にハイブリッド車で参戦(画像提供:トヨタ自動車)[写真拡大]

 トヨタ自動車は14日、2012年シーズンから、FIA(国際自動車連盟)世界耐久選手権 (FIA World Endurance Championship)に、ハイブリッド車で参戦すると発表した。

 これまで、ACO(フランス西部自動車クラブ)が、ルマン24時間レースを頂点とするシリーズ戦を欧・米・アジアで「ルマンシリーズ」として開催してきたが、今年3月にFIAとACOがこのルマンシリーズを「FIA世界耐久選手権」として2012年から開催することで合意している。初年度となる2012年シリーズは、ルマン24時間レースに加え、欧州、米国、アジアでシリーズ戦が計画されている。

 トヨタは、このFIA世界耐久選手権に、レーシングハイブリッドシステムを搭載したプロトタイプ車での参戦を計画している。2012年は、シリーズ戦のうち、ルマン24時間レースを含めた数戦に参戦する予定。チーム名・参戦ドライバー、具体的な参戦レース等は、今後決まり次第発表するという。

 今回のFIA世界耐久選手権参戦にあたり、トヨタのモータースポーツ活動の担当専務役員である山科忠氏は、「これまでもトヨタはルマン24時間レースに参戦してきたが、今回はトヨタが培ってきたハイブリッド技術を使い、まったく新しい挑戦となる。伝統あるルマン24時間レースを含むFIA世界耐久選手権に、ハイブリッド車で歴史を刻みたい。また、この挑戦を通じて得られる技術のフィードバックは、トヨタのクルマづくりにつながる。ハイブリッド車での参戦を承諾してくれたACOならびにFIAに感謝している」とコメントしている。

関連記事