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日産、新世代エクストロニックCVTと新開発のFF車用ハイブリッドシステムを公開
日産自動車は13日、同社のエンジン搭載車の燃費を向上させる環境への取り組みとして、2.0~3.5リッター車用の新世代エクストロニックCVTと、FF車用ハイブリッドシステムを公開した。
新型のエクストロニックCVTは、2.0リッター車以上のCVTとして世界トップレベルの変速比幅7.0を実現し、フリクションを約40%低減することにより、同等クラスの現行CVTと比較して約10%燃費を向上した。
アクセル操作やハンドリング、車速などからドライバーの意図を読み取って、あらゆるシーンで最適なギア比を選択する制御技術で、意のままの走りを実現するアダプティブシフトコントロールとの相乗効果により、力強くレスポンスのよい加速を実現。さらに、高速走行時のエンジン回転数を低く抑え、静粛性も向上させている。
同社は、2.0~3.5リッター車用の新世代エクストロニックCVTを、2012年から北米で発売する車種を皮切りに、グローバルに投入する予定。
一方、新開発のFF車用ハイブリッドシステムは、FR車用ハイブリッドシステムと同様の1モーター2クラッチ方式を採用している。同システムでは、1モーター2クラッチシステムを新世代エクストロニックCVTに内蔵し、2.5リッターのスーパーチャージャー付きエンジンとリチウムイオンバッテリーを組み合わせた。
コンパクトで汎用性の高いシステムでありながら、3.5リッター並みの出力と、市街地走行から高速走行まであらゆるシーンで低燃費を実現する。同社は、同システムを搭載した新型ハイブリッド車を、2013年に北米市場で発売する新型車を皮切りに、グローバルに投入する予定。
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