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近鉄特急をクラブツーリズム専用列車に改造 国内初の旅行会社専用列車
近畿日本鉄道は7日、観光事業強化策の一環として、近鉄特急12200系(2両1編成×2編成)計4両を、グループ会社であるクラブツーリズムの専用列車に改造し、12月23日から運行を開始すると発表した。特定の旅行会社が年間を通して専用に使用する団体列車の運行は、国内初となる。
団体専用列車は、「旅行がもっと好きになる電車」をコンセプトに、内装には、カーペット敷きの床や穏やかな色の照明を採用するなど、クラブツーリズムならではのこだわりを随所にちりばめてある。また、様々な催しができるイベントスペースを新設することで、電車旅の楽しいひと時をサポートする。
外観は、クラブツーリズムバスツアーの最上級ブランドとして運行中のバス「ロイヤルクルーザー四季の華」のデザインを踏襲した、落ち着きと上質感溢れるグリーンのカラーリングとしている。
クラブツーリズムでは、同列車を、旅を通しての「仲間づくり」や「学び」をテーマにした専用列車として位置付け、付加価値の高い旅行企画で、伊勢志摩・奈良大和路への誘客を一層拡大していく。移動教室や交流サロンといった「カルチャートレイン」としても利用し、今までにない新しい旅の楽しみ方を提案、より満足度の高い旅を提供するという。
運行区間は、近鉄大阪線、奈良線、京都線、橿原線、名古屋線、山田線、鳥羽線、志摩線。投資額は約4,000万円。
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