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【銘柄診断】フェイスは収益部門を売却、事業再構築の動きをウオッチの展開へ
フェイス <4295> は5月2日の高値1万6250円から調整に入っているが、6月17日の9540円、7月29日の9860円でダブル底を形成、ひとまずリバウンドに向かってもおかしくないタイミング。
しかし今のところ反騰の兆しは見られずこのタイミングを逃すとダブル底ではなく、再び底値探りに陥ることも考えられる。連結子会社であるウェブマネー <2167> に対するKDDI <9433> のTOBに応募、株式売却に伴い今2012年3月期に76億6400万円の特別利益が発生することになった。
ただ、前2011年3月期で見ればウェブマネー部門の営業利益は13億7900万円と全体の21億2900万円の64%を占める。今回の売却益で財務体質の改善を行うとともにコンテンツビジネスへの先行投資やM&Aをはじめとする様々な施策を実施する方針。
具体的には、2010年1月に傘下に収めた日本コロムビア <6791> との協業を強化、昨年立ち上げた音楽レーベル「Future」を軸に、映像や音楽コンテンツの新たな流通の仕組みづくりを急ぐ。収益部門を手放した後の収益構築の動きが奏功するかが最大の注目点。株価はなお様子見とならざるを得ないだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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