【銘柄診断】生化学工業は関節注射剤「アルツ」が好調、工場増設で連続増益へ

2011年7月28日 18:20

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

  生化学工業 <4548> は7月21日に977円まで買い進まれ、3月25日の年初来高値1095円トライの動きを見せた。しかし、戻り待ちの売り物に押され高値奪回がならなかったことで、目先人気が後退、ここへきて処分売りが優勢の流れで、整理色を強めている。

  前2011年3月期は営業利益が35億3300万円と前年同期比30.9%の減益となったものの、今2012年3月期は営業利益48億円と前期比35.9%の増益が見込まれるなど、業績は好調だ。関節機能改善剤「アルツ」(米国製品名「スパルツ」)が国内で順調推移が見込まれる一方で、中国やイタリアなどでの現地販売が増加。一方で研究開発費が減少するため営業利益が大幅に増える。

  最近は営業利益の増益と減益が交互に訪れる状況となっているが、高萩工場の増設でアナリスト筋は来2013年3月期の連続増益が有力と見ており、株価にもそれなりの変革が訪れる可能性もありそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
ポーラ・オルビスホールディングスは年初来高値を更新し3日続伸(2011/07/28)
サカイ引越センター閑散期の第1四半期78%増益となり急反応(2011/07/28)
【太陽光発電関連特集7】太陽電池セルメーカーなど主要な関連企業(2011/07/25)
【太陽光発電関連特集6】大規模太陽光発電所(メガソーラー)の建設も活発化(2011/07/25)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事