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【銘柄診断】カルビーは割安訂正高の波に乗るが当面は利食い売り優先の展開に
記事提供元:日本インタビュ新聞社
カルビー <2229> が順調な上値追い相場を見せている。新規上場が3月11日の震災当日とあって、比較的割安な始まりとなり、その後の全般急落にまったくなびかない強さも市場筋の関心を引いていた。
そうした出遅れ訂正高のうねりが株価強調の基本的な動きと思われる。特に7月6日に震災の影響で2011年4~6月期の営業利益が6割強減ったようだと伝えられたにもかかわらず、材料出尽くしで応えた株価の強さは特筆できる。そして株価は海外展開による成長性を見込む前向きな要素を積極的に取り込む展開となっている。
今2011年3月期は増額修正が有力になり、1株当たり利益は197円へのアップが見込まれている。これで弾くとPERは16.5倍となり、そろそろ割安訂正高が一巡してもおかしくない水準にまで上昇してきた。当面は利食い売りの圧力が優先する流れとなりそうで、高値もみ合いへの移行が予想される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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