デルタ4ロケット、新型GPS衛星を打ち上げ

2011年7月21日 14:00

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記事提供元:sorae.jp

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 米空軍とユナイテッド・ローンチ・アライアンス社(ULA)はアメリカ東部夏時間7月16日2時41分(日本時間15時41分)、新型GPS衛星「GPS IIF-2」を載せたデルタロケット(デルタIV)を、ケープ・カナベラル空軍基地から打ち上げた。

 打ち上げられたロケットは順調に飛行し、打ち上げから約3時間33分後に「GPS IIF-2」が所定の軌道に投入され、打ち上げが成功した。

 「チームに打ち上げ成功おめでとうと言いたい。今回はデルタロケットによる50回目のGPS衛星打ち上げ成功でもある。我々は米空軍のためにGPS衛星を打ち上げ、国防や一般利用者に重要な役割を果たしていることに誇りに思う」

 今回の打ち上げ成功を受け、ULA社のジム・スポンニック(Jim Sponnick)副社長はこのように述べた。

 「GPS IIF-2」はブロックIIFシリーズとして開発された2基目の衛星。ボーイング社が製造し、重さは約1500kgで、より高精度、より長寿命、より早いプロセッサーが採用されている。

 ■United Launch Alliance Marks the 50th Successful GPS Launch for the Air Force with Delivery of GPS IIF-2 to Orbit
http://www.ulalaunch.com/site/pages/News.shtml#/73/

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