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【銘柄診断】SmartEbook.comは経営資源を電子書籍へ集中の方針
SmartEbook.com <2330> はフォーサイド・ドット・コムが4月1日から社名変更となったもの。1月5日の年初来高値5090円から整理局面に入り、震災後の3月16日に2240円安値にまで売り込まれ、これで底を打ったかに見えていた。しかし下げすぎのリバウンドを見せた後、ここへきて再び売り人気が先行する流れとなり底値ゾーンでの展開を続けている。
今2011年12月期第1四半期は営業利益が3億8800万円の損失(前年同期は2億4500万円の損失)と低調なことが要因と見られる。しかも合理的な予想値の判定を行うことが困難として、今12月期の見通しが公表されなかったことが人気後退に拍車をかけた格好だ。
今回の社名変更に見られるように同社は現在電子書籍中心の業態に変革中だ。電子書籍の配信の中心となるスマートフォンの普及が急ピッチで進んでおり、基本的に同社を取り巻く環境は良好。ただ、成長性のある電子書籍へ企業の参入が活発化、競争が激化しておりこうした中で同社が国内外の出版社からのライセンス確保、あるいはマルチプラットフォームの開発などでいかに地歩を築いていくことができるかが注目ポイント。業態変革への過渡期を乗り越えたあとは業績の向上が予想される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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