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伊藤忠とJパワー、インドネシアの売電事業で優先交渉権
伊藤忠商事と電源開発(Jパワー)はインドネシア国有電力会社(PLN)に電力を売電する事業で、優先交渉権を獲得したと発表した。写真は、ニュースリリースで公開された発電所の位置を示す図。[写真拡大]
伊藤忠商事と電源開発(Jパワー)は20日、インドネシアで石炭火力発電所を建設し、国有電力会社(PLN)に電力を売電する事業で、優先交渉権を獲得したと発表した。
同事業は、インドネシアの石炭大手アダロ・エナジー(PT Adaro Energy Tbk)と共同で実施するもので、インドネシア中部ジャワ州に合計出力200万キロワットの石炭火力発電所を建設し、国有電力会社と25年間の長期売電契約(PPA)を締結する。
発電燃料にインドネシア国産の亜瀝青炭を活用し、環境負荷が少ない超々臨界圧(USC)技術を使った大型ボイラー(100万kW×2)をインドネシアで初めて導入するという。
同事業には電源開発が34%、アダロが34%、伊藤忠商事が32%を出資。2012年8月に着工し、16年8月に1号機の運転開始、17年2月に2号機の運転開始を予定している。
伊藤忠は卸電力事業(IPP)を重点施策分野の一つと位置付けており、「今後はアジア、欧州、中近東などで積極的に優良IPP資産の積み上げを進めていく」としている。
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