【銘柄診断】不二家は業績は着実な立ち直りに向く、中国での展開に期待大きい

2011年6月14日 17:42

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

不二家<2211>(東1)は東日本大震災を契機にもみ合いを下に離れ、その後も安値水準での値固めを余儀なくされている。

不二家<2211>(東1)は東日本大震災を契機にもみ合いを下に離れ、その後も安値水準での値固めを余儀なくされている。[写真拡大]

  不二家 <2211> は東日本大震災を契機にもみ合いを下に離れ、その後も安値水準での値固めを余儀なくされている。

  今2011年12月期の第1四半期決算は売上げ220億円(前年同期186億円)、営業利益1億9800万円(同4億7200万円の損失)と順調な回復決算を果たした。そして今12月期通期は売上げ850億円(前2010年3月期は決算期変更に伴う9か月決算で620億円)、営業利益10億円(同1億8400万円の損失)と期初の順調な見通しが据え置かれている。

  また、今後の展開へ向け同社が力を入れているのは中国。富裕層をターゲットとした高品質商品向けとして輸出に力を注ぐ方針で、中国新工場の建設もターゲットに入っている。業績は一時の低迷期から着実に立ち直りつつあるが、1株利益の水準はまだ低くパンチ力のある材料も期待しにくい。外食産業全体の低調な動きも株価に影を落としているだけに、今のもみ合い継続の方向が予想される。14日の株価は3円高の133円と反発した。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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