【銘柄診断】メイコーは遅れて開示の今期黒字転換業績を買い3連騰

2011年5月19日 16:52

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

★下げ過ぎ訂正買いが増勢

  メイコー <6787> は19日、102円高の1108円と3日続伸した。18日大引け後に今年5月10日の決算発表時に未定としていた今2012年3月期の業績予想を発表、通期純利益が黒字転換することを評価して下げ過ぎ訂正買いが増勢となった。

  同社の業績は、前期業績を昨年11月に一転して下方修正したが、東日本大震災発生で宮城・福島2工場が被災し操業を停止し損害額54億2500万円を計上したことからさらに下ぶれ、純利益は30億9400万円の赤字(前々期は18億2800万円の黒字)と急悪化し、期末配当も無配転落、年間配当を12円(前々期実績20円)に減配した。

  今期業績も、合理的な算定は困難として未定としていたが、前日に遅れて開示した。今期業績は、スマートフォンなどの新規商品、LED関連や環境・エネルギー関連の商品の拡大を受けて電子回路基板、電子機器が回復、経費圧縮・削減などの事業構造改善を進めることから連続増収・増益転換を予想、純利益は18億円と黒字転換する。

  株価は、「ジャスダックTOP20」構成銘柄として人気銘柄の一角を占めていたが、大震災発生とともに半値以下となる年初来安値680円まで急落、下げ過ぎ訂正で4ケタ台を回復したところである。PER11倍台の割安修正でリバウンド幅の拡大が見込まれる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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