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「重力とともに生きる」、古川宇宙飛行士との交信イベント参加団体募集
Image credit: JAXA[写真拡大]
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は5月12日、古川聡宇宙飛行士の国際宇宙ステーション(ISS)の長期滞在期間中において、交信イベント「【重力とともに生きる】 ~宇宙飛行士との対話を通して健康について考える~」に参加する団体の募集を開始した。
重力がない宇宙で長く生活をすると、体を支える骨や筋肉が弱くなるなど、地上の高齢者が抱えている問題と同じことが起こる。このイベントは、これらの問題を軽減するために、宇宙飛行士が行うトレーニングや食事管理などを紹介し、医師のバックグラウンドを持つ古川宇宙飛行士との対話を通じて、ISS長期滞在による医学的な知見が高齢者の健康増進や転倒による寝たきりの予防に役立つことを説明していくという。
応募対象は、介護予防や健康増進の観点でグループを結成し、地域独自の転倒予防体操などを実施している地方自治体等の団体で、イベント当日に数名の団員が筑波宇宙センターでイベントに参加できること。
応募期限は2011年6月13日までとなっており、選定結果は2011年7月上旬頃に発表される予定。
セルゲイ・ヴォルコフ宇宙飛行士、マイケル・フォッサム宇宙飛行士、古川聡宇宙飛行士ら第28次長期滞在クルーを乗せたソユーズTMA-02Mはバイコヌール時間6月8日2時14分(日本時間5時14分)にバイコヌール宇宙基地から打ち上げられる予定となっており、3人はISSで約6ヶ月間の長期滞在を行う。
古川聡宇宙飛行士は1964年横浜市で生まれ、東京大学医学部医学科などを経て、1992年に宇宙開発事業団(現:宇宙航空研究開発機構)に入社。2001年に宇宙飛行士として認定され、2004年にソユーズ有人宇宙船のフライトエンジニア資格を取得し、2006年にスペースシャトルのミッション・スペシャリスト(MS)資格を取得した。
■【重力とともに生きる】 ~宇宙飛行士との対話を通して健康について考える~古川宇宙飛行士との交信イベント参加団体募集
http://iss.jaxa.jp/iss/jaxa_exp/furukawa/bosyu.html
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