【銘柄診断】ＡＯＫＩホールディングスは丸洗いスーツなど核商品の伸びが顕著

　　ＡＯＫＩホールディングス <8214> はもみ合い状態が続いている。洗濯機で丸洗いできる「プレミアムウォッシュスーツ」やスーツの温度を自動調節する「プレミアムサーモスタットスーツ」、ファション性に機能性をプラスした「３Ｄスリムスーツ」等の核商品の積極展開を図り、若者にターゲットを絞ったオリヒカも着実に消費者ニーズを吸収している。

　　このため、前２０１１年３月期の営業利益９９億５４００万円（前々期比３％増）に続き今２０１２年３月期も営業利益は１１２億円と前期比２％増を見込んでいる。ゲストハウスウエディングスタイルの挙式披露宴施設を展開しているブライダル事業は、前３月期は東日本大震災の影響を受け施行組数減少を余儀なくされたが、４月にオープンの「アニヴェルセル豊洲」の受注は順調に推移、ブライダル部門は今３月期大きく盛り返す見込みにある。

　　増益率に物足りなさがあるためか好決算発表もあまり株価の刺激材料になっていない。ただＰＢＲは０．５倍台にまで低下してきており、いずれ割安評価の買いが回ることになりそう。（情報提供：日本インタビュ新聞社＝Ｍｅｄｉａ－ＩＲ）

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