エンデバー最後の搭乗クルーが再びKSCに、打上げは5月16日

2011年5月13日 15:00

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記事提供元:sorae.jp

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 5月16日の打ち上げに向けて、スペースシャトル・エンデバー(STS-134)の搭乗クルー6名は5月12日、ケネディ宇宙センター(KSC)に再び到着した。

 アメリカ東部夏時間5月12日9時頃(日本時間22時頃)、搭乗クルー6名はシャトル着陸訓練機(STA)に乗り、ジョンソン宇宙センターからケネディ宇宙センターに戻ってきた。

 「戻ってくれたことは素晴らしいことです。エンデバーのために、2週間にわたって修理作業をしてくれたチームに感謝しています」

 ケネディ宇宙センターに到着した後、今回のミッションで船長を務めるマーク・ケリー宇宙飛行士はこのように述べた。

 エンデバーの打ち上げはもともと4月29日に予定されていたが、打ち上げ準備中に補助動力装置(APU)に不具合が見つかり、打ち上げが延期されていた。

 エンデバーの打ち上げは現在、アメリカ東部夏時間5月16日8時56分(日本時間21時56分)に設定されており、このミッションはアルファ磁気スペクトロメータ(AMS-02)とエクスプレス補給キャリア(ELC)を国際宇宙ステーション(ISS)に運ぶ。

 アルファ磁気スペクトロメータは、ノーベル物理学者であるマサチューセッツ工科大学のサミュエル・ティン教授を中心に開発された分光器で、ISSに取り付けられる最大の実験装置でもある。ISSで宇宙線を測定し、暗黒物質や反物質の存在を解明する手がかりや、未知の物質の発見につながると期待されている。

 なお、エンデバーはこのミッションを最後に退役する予定で、スペースシャトル計画もエンデバー(STS-134)と6月のアトランティス(STS-135)を残すのみとなっている。

 写真=NASA。

 ■NASA - Space Shuttle
http://www.nasa.gov/mission_pages/shuttle/main/index.html

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