【銘柄診断】エフピコは連続最高純益を見直し割安修正買いと利益確定売りが交錯

★ＰＥＲ１１倍台の割安修正にトライしよう！

　　エフピコ <7947> は１１日、２５円高の４７１０円と３日続伸していたが、終値は変わらず４６８５円だった。１０日大引け後に３月期決算を発表、前期は、今年４月の一転した下方修正通り連続増益率を縮小して着地したが、今期は続伸、連続の過去最高純利益を予想したことを見直し、割安株買いが増勢となっていたが利益確定売りに押された。

　　前期業績は、前々期比１２％増収、１０％経常益増益、１１％純益増益と続伸した。食品トレーの汎用製品、軽量化製品の拡販に加え、エコトレーを中心にした再商品化製品が、大手量販店の採用で売上数量を急増させたことが寄与したが、原材料コストの上昇、リサイクル事業への先行投資、東日本大震災の復旧費用などが重なり増益率を縮めた。

　　今期は、５月２１日出荷分から原材料価格上昇に対応して製品価格を平均１０％値上げすることなどから続伸を予想、純利益は、８６億円（前期比８％増）と連続して過去最高を更新する。

　　株価は、年初来高値５１６０円から大震災発生で同安値３５００円まで急落、半値戻し水準までリバウンドしたところで前期業績の下方修正に直撃され４０００円台央でのもみ合いが続いた。ＰＥＲ１１倍台の割安修正にトライしよう。（情報提供：日本インタビュ新聞社＝Ｍｅｄｉａ－ＩＲ）

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