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【銘柄診断】三井造船は今期減益見通しだが震災の復興需要がプラス要素に
記事提供元:日本インタビュ新聞社
三井造船 <7003> は中段もみ合い場面となっている。4月28日には今2012年3月期決算について減益見通しが明らかになったが、それも瞬間的に売られた程度で値固めの基調に変化はなかった。
前2011年3月期の営業利益は388億円と前期比10%減益に終わったが、続く今期も営業利益が280億円と前期比28%減へさらに落ち込む見通しだ。
ただ、前期の受注高は4997億円と前々期に比べ39%の大幅増を確保しており、会社側の見通しは最低ラインの提示と思われ、増額への余地は大きい。昨年10月にはCO2排出量を従来に比べ約30%削減した次世代型の環境対応・低燃費船を市場投入したほか、コンテナクレーンについてもリチウムイオン電池搭載の新製品を販売するなど、確固たる技術力を源泉に売上げを積み増していく方針だ。
橋梁、港湾関連構造物などの鉄鋼建設部門、あるいは発電プラントの機械部門など、震災の復興関連として需要が増えそうな部門も抱えている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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