【銘柄診断】インフォマートはフード業界向けシステムの増勢トレンドが続く

2011年5月2日 13:49

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■上値を伺う展開へ

  インフォマート <2492> は大地震による下げを克服し、上値トライのタイミングを探る値固め場面を見せている。4月28日に発表された今2011年12月期第1四半期決算は売上げこそ7億7900万円と前年同期比8%増となったが、営業利益は1億3100万円と同29%減となった。

  日々の受発注業務を効率化する「ASP受発注システム」や、フード業界の企業間グループウェア「ASP商談システム」などは順調に売上げを伸ばしたが、開発強化によるソフトウエア償却費の増加、「ASP規格書事業」等の営業体制強化のための人員増による人件費の増加などが収益を圧迫したことが利益ダウンの要因。

  今12月期通期見通しは「ASP受発注システム」、「ASP受注・営業システム」の利用拡大がさらに進むことから、システム使用料が増加し、クラウドサービス事業も後半は費用を賄うまでの売上げ規模に育つ見通し。このため、今12月期は売上げ36億100万円(前期比19%増)、営業利益6億3700万円(同5%増)の順調な収益確保が見込まれている。配当利回り5%という高さが株価の下値支えとなるだけに、業績の推移をウオッチしながら上値を伺う展開になりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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