海江田経産大臣が「原発代替エネルギーは風力発電が最も有力」と発言

2011年4月27日 11:29

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

原発の安全性に対する信頼が地に堕ちた現在、経済産業省内では、本格的に代替エネルギーについての検討が進んでいる模様だ。世界的には従来の化石燃料消費ではなく、再生可能エネルギーが注目されており、その中でも風力発電が最も有力として挙げられているが、日本はこの分野で出遅れている。

原発の安全性に対する信頼が地に堕ちた現在、経済産業省内では、本格的に代替エネルギーについての検討が進んでいる模様だ。世界的には従来の化石燃料消費ではなく、再生可能エネルギーが注目されており、その中でも風力発電が最も有力として挙げられているが、日本はこの分野で出遅れている。[写真拡大]

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■問題は「パテント」と「買取価格」

  原発の安全性に対する信頼が地に堕ちた現在、経済産業省内では、本格的に代替エネルギーについての検討が進んでいる模様だ。世界的には従来の化石燃料消費ではなく、再生可能エネルギーが注目されており、その中でも風力発電が最も有力として挙げられているが、日本はこの分野で出遅れている。この点について、22日、海江田万里経済産業大臣は記者会見で、「日本で普及しない理由は」との質問に次のように答えた。

  「再生可能エネルギーには太陽光の発電もあり、風力発電もあります。私も日本のいろいろな所を回りまして、かなり風力があって、こういうところで風力発電ができそうだなというところは、幾つか実際に肌で感じました。ですから、これから風力発電というのは大きく伸びていく可能性があります。

  ただ、一つはいろいろなパテントの問題などもあり、私は八丈島の風力発電を見に行ったのですけれども、せっかく見に行きましたけれども、残念ながらそれが止まっていたと。どうして止まっているのですかというと、そこの大きなプロペラのモーターの肝心な部分がドイツ製で、ブラックボックス化しており、これを直しに来るのもドイツから人が来なければいけないというような問題があり、なかなか風力発電が浸透していかない。もっと日本自身の技術をもって、風力発電を大いにこれから進めていかなければいけないと思っています。」

  大臣自ら八丈島まで視察に行っているとは、相当な熱の入れ方と思われるが、記者からはさらに、「風力発電の現場からは、買取価格が決まっていないというのも参入企業が増えない理由ではないか。なぜ風力発電は買取価格が決まっていないのか」との質問が出た。

  「これは風力発電だけではありません。太陽光発電もそうですが、こうした再生可能エネルギーの固定価格買取制度については、4月5日に「固定価格買取制度」の法案を提出しました。それによりますと買取価格が1キロワットアワー当たり15円から20円という金額も出ています。」(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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