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アリアン5ロケット、通信衛星2基を打ち上げ
Image credit: Arianespace[写真拡大]
アリアンスペース社(Arianespace)は協定世界時間4月22日21時37分(日本時間4月23日6時37分)、アラブ首長国連邦の通信衛星「Yahsat Y1A」と南アフリカ企業の通信衛星「Intelsat New Dawn」を載せたアリアンロケット(アリアン5ECA)を、南米フランス領ギアナのクールー基地から打ち上げた。
打ち上げられたロケットは順調に飛行し、打ち上げから約27分後、「Yahsat Y1A」と「Intelsat New Dawn」をそれぞれ所定の静止トランスファ軌道に投入し、打ち上げが成功した。
今回の打ち上げは元々3月29日に予定されていたが、打ち上げ直前に問題が発生し、メインエンジン点火後に緊急中止された。
「Yahsat Y1A」はEADSアストリウム(EADS Astrium)社が開発・製造した通信衛星で、ユーロスターバス「E3000」をベースに、23本のKuバンド・トランスポンダ、14本のCバンド・トランスポンダ、21本のKaバンド・トランスポンダを搭載し、静止軌道から中東やアフリカ、東南アジアなどに、テレビ放送、遠距離衛星通信などのサービスを提供する。
一方、「Intelsat New Dawn」はオービタル・サイエンシズ社の「STAR-2」バスをベースに開発された通信衛星で、16本のKuバンド・トランスポンダと14本のCバンド・トランスポンダを搭載し、アフリカ、ヨーロッパ、中東などにブロードバンド、衛星通信、テレビ放送などのサービスを提供する。
■Ariane 5 delivers a record performance with two payloads for new Arianespace customers
http://www.arianespace.com/news-mission-update/2011/789.asp
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