【銘柄診断】SANKYOは一転して業績下方修正も下げ過ぎ訂正で続伸

2011年3月31日 19:40

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

★地震発生に伴う一時的な修正との評価

  SANKYO <6417> は31日、後場やや上げ幅を拡大して75円高の4265円と続伸し商いを終了した。

  30日大引け後に昨年9月に上方修正した今3月期業績の一転した下方修正を発表、純利益が減益転換するが、東北地方太平洋沖地震発生に伴う一時的な修正との評価や売り方の買戻しなども交錯し下げ過ぎ訂正買いが続いている。

  3月期業績は、昨年9月の増額値より売り上げを80億円、経常利益、純利益を30億円引き下げ、純利益は、340億円(前期比6%減)と落ち込む。

  地震発生による計画停電などの影響で、パチスロ機「エヴァンゲリヲン~真実の翼~」の出荷が、パチンコパーラーの要望で来期に納期変更になることが要因となった。

  株価は、1株純資産4368円近辺での中段もみ合いが続き、地震発生で3660円まで急落、ほぼ地震前の株価水準まで回復した。PERは11倍台と割安であり、株不足の続く信用好需給もフォローしよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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