【銘柄診断】松田産業はマレーシア工場稼動で来期も大幅な連続増益が有力に

　　松田産業 <7456> の今２０１１年３月期３四半期累計業績は、売上げが前年同期比２２%増の１３８５億円、営業利益が同４１％増の４７億４１００万円と好調な決算となった。

　　主力の貴金属関連事業は主要顧客の半導体・電子部品業界の生産が好調だったことを背景に、貴金属原材料の回収量が高水準を維持、貴金属化成品の販売量も大きく伸びた。食品関連事業もすりみなどの水産品が販売数量増で、鶏肉や鶏卵などの畜産品は価格上昇も加わりそれぞれ売り上げを伸ばした。

　　つれて会社側は、今３月期通期についても売上げを１７５０億円から１８００億円(前期比１５％増)に、営業利益も５５億円から６０億円(同２６％増)に増額修正した。

　　それを受け２月２２日には１５２７円まで買い進まれる場面があったが、第４四半期業績がやや停滞の予想にあることで、その後は利食い先行の流れで軟化している。ただ、マレーシア工場の寄与などにより来２０１２年３月期も連続大幅増益確保の可能性が強く、そこらあたりを織り込みながら株価も回復に転じる方向が予想される。（情報提供：日本インタビュ新聞社＝Ｍｅｄｉａ－ＩＲ）

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