ヤマハスノーモビル、2011年は全7機種で展開

2011年3月7日 11:00

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記事提供元:エコノミックニュース

 スノーモビルというと、一般的とは言うことのできない乗り物のひとつだろう。しかし、降雪地域でのレジャーやスポーツを中心に、山林の管理といった業務や、日常生活における軽作業などでは幅広く使用されているようだ。国内総需要は約900台前後で推移してきたが、近年は世界的な景気後退などの影響により減少傾向にあるという。(JSSA[日本スノーモビル安全普及協会]公表データ)

 国内唯一のスノーモビル完成車メーカーであるヤマハ発動機は、1968年にスノーモビルの第1号モデル「SL350」を発表。その後、さまざまな需要に応えた2ストロークモデルを発売してきた。2002年には環境性能に配慮したエンジンと、2ストロークモデルに匹敵する走行性能が支持を得た4ストロークのラインアップを充実させ新たな需要を開拓。現在はスポーツモデル及び業務、レジャーに適したマルチパーパスモデルのほとんどに4ストロークエンジンを採用し、スノーモビルの有用性と楽しさを提供している。

 現段階での、同社のスノーモビルはスポーツモデル4機種、マルチパーパスモデル3機種の全7機種で展開。なかでもスポーツモデルである「FXNytro M-TX 162」と「FXNytro R-TX」はマイナーチェンジし、新型のスキーとトラックを採用しているという。

 新深雪を主なフィールドとする「FXNytro M-TX 162」は、浮力の向上を図るために形状を変更した新型スキーと、良好な加速性能を実現する新型トラックを採用し、ヒルクライムや新深雪の走破性を高めた。一方、ラフな圧雪路を得意とする「FXNytro R-TX」は、シャープな旋回性を実現するためソール形状を変更した新型スキーを採用。さらにフロントサスペンションへの取り付け位置を最適化した。新型トラックは、効率的にエンジンパワーを雪面に伝えることで安定した加速性能を達成し、同時にトップスピードも向上させているという。

 また、「FXNytro M-TX 162」と「FXNytro R-TX」、深雪から圧雪まで幅広いフィールドに適した「FXNytro X-TX」のスポーツモデル3機種、及びマルチパーパスモデルである「RSViking Professional」と「Venture Multi Purpose」の2機種はカラーとグラフィックを変更しているという。

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