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【銘柄診断】住友金鉱は金価格が連日の最高値も利益確定売り続き小反発
住友金属鉱山 <5713> は3日、14円高の1545円まで上げて反発し、終値は5円高の1536円だった。2日の米国市場で、金先物価格が、6.5ドル高の1トロイオンス=1437.7ドルと3日続伸して引け一時、1441.0ドルまで買われ、連日の過去最高値更新となったが、今年2月21日につけた昨年来高値1593円を前に引き続き利益確定売りが交錯している。
同社株は、2日に金先物価格が、昨年12月以来の最高値更新となったが、急反落していた。同社は、金価格など資源価格の上昇に伴って今3月通期業績を昨年11月、今年2月と2回上方修正、純利益を790億円(前期比46%増)とし期末配当も増配している。
2月の再上方修正の前提となる金価格は、第2四半期の1トロイオンス=1211.1ドルを第3・4半期予想で1300ドル、通期予想では1255.6ドルに引き上げたが、金先物価格はこの想定を上回ってきたことになる。北アフリカの政権崩壊ドミノを発端とする中東情勢の緊迫化で安全資産として金投資がさらに拡大する展開が有力で、金先物価格上昇から同社業績の再々上ぶれ思惑も高まってくる。
株価は、2月の業績再増額で昨年来高値まで150円高したが、PERはまだ11倍台と割安である。全般波乱相場と対照的に高値抜けに再発進する逆行高も有力となる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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