【銘柄診断】シップHDは3Q好決算に期末増配が加わるも7連騰ならず

2011年2月8日 15:12

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  シップヘルスケアホールディングス <3360> は、34円高の1068円と7営業日続伸していたが、徐々に値を下げてマイナスに転じ、16円安の1018円と反落している。前日7日大引け後に今3月期第3四半期(3Q)決算と期末配当の増配を発表、3Q業績が続伸し昨年10月に上方修正した3月通期業績に対して順調な進捗率を示した。

  3Q業績は、前年同期比24%増収、92%経常増益、2.5倍純益増益となり、3月通期業績対比の利益進捗率は、80~88%と目安の75%を超えた。

  医療業界で診療報酬の増額改定や各種補助金により投資意欲が回復に転じ、トータルパックシステム事業でプロジェクト案件の深耕を図り、子会社化した酒井医療の業績も順調に推移、メディカルサプライ事業でも、院外SPDの受託先取扱品目が増加したことなどが要因となった。

  3月通期業績は10月の上方修正値を据え置き、純利益は、50億円(前期比58%増)と連続の過去最高更新を予想している。

  期末配当は、期初予想の24円から29円(前期実績2150円)に引き上げ、株式分割勘案で実質大幅増配する。

  株価は、昨年9月末割り当ての1対100の株式分割権利落ち後安値696円から10月の上方修正で同高値1106円まで7割高したものの、証券会社の投資判断引き下げなども響いて半値押し水準でもみ合っている。PERは8倍台と割安で高値奪回を目指そう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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