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【銘柄診断】ファナックは3連騰、業績上ぶれ期待を高め信用好需給も相乗
★売り長で逆日歩のつく信用好需給
ファナック <6954> は19日、50円高の1万2980円と3日続伸し、今年1月7日につけた昨年来高値1万3110円を意識する動きを強めた。
今3月期第3四半期(3Q)決算の発表接近とともに、業績上ぶれ期待を高めてコア銘柄買いが増勢となっており、売り長で逆日歩のつく信用好需給も押し上げ効果を発揮している。
同社の今期業績は、期初に第2四半期(2Q)累計業績のみ予想を開示し、通期業績の開示を見送ったが、昨年10月に2Q業績を上方修正するとともに、通期予想を初開示した。売り上げ、利益ともV字回復を見込み、純利益は1169億円(前期比4.1倍)とした。
米国の自動車産業向けの産業用ロボットの回復や中国などアジアの新興国向けの小型MCの需要拡大で受注が大きく伸びて増産対応、フル操業が続いていることが要因となっている。
中国の省力化投資拡大が業績・株価の上ぶれ材料となったが、ここにきて米国景気が回復、米自動車メーカーの回復が続き米国の設備投資拡大思惑も高まっていることから、通期業績が上ぶれ、純利益は2008年3月期の過去最高(1270億3000万円)に接近との観測も有力となっている。
株価は、2Q業績増額に中国の省力化投資拡大関連株買いがオンして昨年来高値まで2000円高した。外国人投資家などの実需買いも根強く、上値を伸ばす展開が続こう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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