【銘柄診断】スターマイカは連続最高純益予想で続伸、利益確定売り吸収

　　スター・マイカ <3230> は１７日、１１００円高の１０万２０００円と続伸した。前週末１４日大引け後に１１月期決算を発表、前期は期初予想を上ぶれてＶ字回復し、今期は４期ぶりの過去最高純利益更新を見込み、市場コンセンサスを上回った。

　　前期業績は、前々期比６％減収、３４％経常増益、８１％純益増益となった。中古マンション事業で、物件売却より販売用不動産の積み上げに注力したため減収となったが、好調な中古マンション市場環境や販売チャンネル拡充などで売却利益率が上昇、インベストメント事業も、前々期までの投資評価損一巡で評価損失が減少したことなどが要因となった。

　　今期は、中古マンション事業の売却利益率をさらに向上させることなどから続伸を予想、純利益は、７億５３００万円（前期比１５％増）と２００７年１１月期の過去最高（６億５６００万円）を更新し、市場コンセンサスを上回る。

　　株価は、今期第３四半期業績の観測報道で昨年来安値７万８８００円から１株純資産１０万３６２８円水準まで底上げした。利益確定売りを吸収し、ＰＥＲ１０倍の割安修正で昨年４月につけた昨年来高値１２万３０００円を再び目指す展開も想定される。（情報提供：日本インタビュ新聞社＝Ｍｅｄｉａ－ＩＲ）

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