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【銘柄診断】日本電気硝子は3Q業績が予想値クリアも増益転換率を縮め反落
■V字回復を継続
日本電気硝子 <5214> は、寄り付きのもみ合いから17円安の1183円とやや売り優勢となり4営業日ぶりに反落している。
祝日前の22日大引け後に今3月期第3四半期(3Q)決算の業績見込みを発表、10月の予想値をクリアしたが、第2四半期(2Q)累計業績に比べて増益転換率を縮めたことから利益確定売りが交錯している。
同社の業績開示は、四半期ベースの次期見通しをレンジで予想し、その予想値を確定次第に早期に修正することを基本としている。
今期3Q業績は、第2四半期(2Q)累計業績発表時の10月に公表され、売り上げは2910~3010億円、経常利益は910~970億円、純利益は550~610億円とした。
今回の業績見込み値は、このレンジ予想をクリア、経常利益は950億円(前年同期比66%増)、純利益は580億円(同64%増)とV字回復を継続する。ただ2Qの2.4倍経常増益、3.0倍純益増益からは増益率を縮小する。
主力の薄型パネルディスプレイ用ガラスの需要が回復し、生産性改善工事の実施による稼働率低下、減価償却費増加などをカバーした。
株価は、8月につけた年初来安値929円から日経225構成銘柄への採用や2QのV字回復業績などを手掛かりに300円幅のリバウンドをした。強弱感の綱引きが続こう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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