【銘柄診断】日オラクルは2Q業績続落も市場予想を上回り急反発

2010年12月24日 10:54

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

  日本オラクル <4716> は、155円高の4025円と急反発している。

  祝日前の22日大引け後に発表した今5月期第2四半期(2Q)累計業績が、連続減益と伸び悩んだが、市場コンセンサスを上回ったことから下げ過ぎ訂正買いが再燃している。

  2Q業績は、前年同期比20%増収、3%経常減益、1%純益減益となった。アプリケーションズの売り上げが、ERPを中心にした業務アプリケーション製品の提供や、基幹システム更新、企業再編に伴うシステム刷新などの案件獲得で堅調に推移した。

  データ&ミドルウェアの売り上げも、7月に包括的なデータ統合ソリューションを提供する製品群を発売したことが寄与したが、親会社の米オラクルへ支払うロイヤルティの料率が引き上げられたことや人件費、宣伝広告費の増加などが利益を押し下げた。

  ただ純利益は、市場コンセンサスを6億円強上回り、株価的に織り込み済み感を強めている。

  5月通期業績は9月に公表した下方修正値に変更はなく、純利益は224億円(前期比2%減)と見込んでいる。

  株価は、9月に今5月期業績をロイヤルティ料率アップで下方修正、期末配当の減配も伴ったことから年初来安値3525円まで900円安し、半値戻し水準までリバウンドしたところである。一段の戻りを試そう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
国際石油開発帝石が原油高を材料に出直り色を強め値上り幅1位(2010/12/24)
木村化工機はトルコの原子力発電所への期待を高め一時値上がり率4位(2010/12/24)
東芝がシステムLSIで韓国サムスン電子と提携と伝えられ続伸(2010/12/24)
スターティアは電子ブックソーシャルリーディングの可能性の講演を開催(2010/12/24)
テイ・エステックが創立50周年の記念配当を発表(2010/12/23)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事