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【銘柄診断】ニトリHDは3Q業績続伸も利益確定売りが強まり急続落
■通期業績は連続の過去最高更新を見込む
ニトリホールディングス <9843> は22日、290円安の6990円まで下げて急続落した。21日大引け後に発表した今2月期第3四半期(3Q)決算が、続伸して着地し、通期業績対比で順調な利益進捗率を示したが、3Q3カ月分の利益がやや伸び悩んだことや外資系証券の目標株価引き下げなどが響き利益確定売りが増勢となっている。
3Q業績は、前年同期比9%増収、4%経常増益、23%純益増益となり、通期業績に対する利益進捗率は、76-80%と目安の75%を上回った。
新規出店を国内で20店舗(閉鎖6店舗)、海外で3店舗(同1店舗)と積極継続し、商品面では追加値下げを実施するとともに、全国ネットのテレビCMとチラシ紙面で集中訴求、10月の九州物流センターの本格稼働で物流体制を効率化させたことなどが要因となった。
2月通期業績は期初予想に変更はなく、純利益は、288億円(前期比20%増)と連続の過去最高更新を見込んでいる。
株価は、10月につけた年初来安値6310円から自己株式取得をテコに7500円までリバウンド、調整局面入りしていた。PERは13倍台と割安で売り方の買い戻しも交錯し、下値では強弱感の対立が続こう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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