【銘柄診断】ユニヘアーは潜在需要大きい中国へ進出、今期後半から業績回復へ

2010年12月22日 12:57

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■海外展開加速の有望銘柄

  ユニヘアー <8170> はもみ合いゾーン離脱へ発進しそうな足取りを見せている。このほど子会社であるアデランス(上海)貿易有限公司を通じ上海市の復旦大学と提携し、中国で植毛事業に参入すると発表した。

  米子会社ボズレーの毛髪移植技術を応用した専門外来を来春にも同大付属病院に開設。その後、北京など他都市にも提携病院を広げる。所得水準の高まりから薄毛治療の需要が高まると判断。将来はロシアなど他の新興国への参入も検討する。

  2011年2月期の業績については8月中間決算で営業損失が45億円(前年同期1億8600万円の損失)と低迷、通期の営業損失も29億円から39億円(前期は53億円の損失)へ修正された。下期のみでは6億円の黒字計上となるが、男性向けは定額制の製品や10月1日に発売した「アデランスゴールド」等の販売を強化。女性向けはオーダーメイドから既製品まで一貫して扱う「フォンテーヌクチュール」の店舗網拡大等でてこいれを図る方針だ。

  株価は悪材料をこなしきっての展開となっており、次第に来期業績への期待感にウェートがかかった展開に踏み込んでいきそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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