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【銘柄診断】トヨタ自動車はPBR1.1倍で割安、ただ上値指向へは材料不足
トヨタ自動車 <7203> は11月1日の年初来安値2800円をボトムに11月25日の3340円までとりあえずの戻り1波を形成、現在はその利食いを消化する値固め場面となっている。
ここへきて米国の11月の新車自動車販売台数では同社が日本の主要メーカーの中で唯一のマイナスとなるなど悪材料が表面化したが、株価はそうした材料には無反応で、もう株価を押し下げる材料は見当たらなくなったと思われる。
逆に相場が再び上値に展開するのには材料不足の感があるのも事実。今3月期は慎重の上にも慎重を期した会社側の見通しである営業利益3800億円を上回るのは既成事実化しており、アナリスト筋では同5500億円(前期1475億円)程度は十分に達成可能と見ている。
ただ、2008年3月期には営業利益は2兆2703億円を稼ぎ出していただけに、利益水準はまだまだ低い。世界のトヨタのPBRがわずか1.1倍に過ぎないとあって、押し目にはすかさず買いが流入する状況となっている。足場を固めながら次の展開を待つ足取りとなりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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