【銘柄診断】住友金属鉱山は金最高値を受け割安資源株買い高まり続伸

2010年12月7日 11:42

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  住友金属鉱山 <5713> は、前日6日の米国市場で金先物価格(2月物)が、前週末比9.90ドル高の1トロイオンス=1416.10ドルで引け、さらに通常取引終了後の時間外取引では1429.40ドルまで買われ、約1カ月ぶりに史上最高値を更新したことを受けて、業績上ぶれ期待を高めて割安資源株買いが増勢となっている。

  同社の今3月期業績は、8月に第2四半期(2Q)累計業績、11月に3月通期業績を各上方修正、3月通期純利益は、期初予想の670億円が690億円(前期比27%増)に引き上げられた。この通期業績増額の前提となっている第3・第4四半期の金価格は、1トロイオンス=1300ドル(2Q実績1211.1ドル)と想定しているだけに、米国市場での最高値更新が業績再上ぶれ思惑につながっている。

  株価は、8月の2Q業績増額では1455円の戻り高値まで260円高したが、11月の通期業績増額では材料出尽くし感から1295円まで反落した。PERは11倍台と割安であり、リバウンド幅拡大が有力となる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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