スペースシャトルの追加ミッション確定か、米下院も承認

2010年10月1日 10:45

印刷

記事提供元:sorae.jp

Image credit: NASA

Image credit: NASA[写真拡大]

 米下院は9月29日夜、スペースシャトルの追加ミッションなどを含む米航空宇宙局(NASA)の予算案を承認し、2011年6月にスペースシャトル・アトランティスによる追加ミッション「STS-135」がほぼ確実となった。

 予算案の投票は304対118の賛成多数で可決し、米上院も8月5日に同予算案を承認しており、オバマ大統領の署名を残すのみとなっている。オバマ大統領の署名が終われば、スペースシャトルの退役は2011年6月に延期されることになる。

 「STS-135」は国際宇宙ステーション(ISS)に科学機器や水再生システムの部品などを運ぶ予定となっており、クリストファー・ファーガソン宇宙飛行士、ダグ・ハーリー宇宙飛行士、サンディー・マグヌス宇宙飛行士、レックス・ウォルハイム宇宙飛行士の計4名が搭乗する。

 アトランティスの打ち上げ日時について、NASAは現在2011年6月28日頃を検討している。また、救助ミッションの準備はなく、アトランティスに問題が起きた場合、宇宙飛行士らはISSに避難し、ソユーズ有人宇宙船による救助を待つことになる。

 写真=NASA。

 ■House votes to approve Senate's agenda for NASA

http://www.spaceflightnow.com/news/n1009/29nasa/


 【関連記事】

最後の外部燃料タンクがケネディ宇宙センターに到着

ディスカバリー最後の打ち上げ、39A発射台へ

救助シャトルミッション、船長はクリストファー・ファーガソン宇宙飛行士

ディスカバリー最後の打ち上げ、シャトル組立棟へ

国際宇宙ステーション最大の実験装置、ケネディ宇宙センターに到着

関連記事