就活する主婦・主夫のための自己分析ツールを無料公開 “しゅふ業”はブランクじゃない!家周りの仕事を通じて磨かれた力を棚卸しする【家オペ力 マトリックス R-1】

プレスリリース発表元企業:ビースタイル

配信日時: 2019-10-21 13:00:00

しゅふJOB総研

 主婦に特化した人材サービス『しゅふJOB』(事業運営者:株式会社ビースタイル/本社:東京都新宿区、代表取締役:三原邦彦)の調査機関しゅふJOB総研は、主婦・主夫がブランク期間に磨いてきた力を発見するための就活用自己分析ツール『家オペ力(いえおぺりょく)マトリックス』を2018年に開発。そこに、参考となるエピソード例を探しやすくするためのツール「タイトルシート」を加えてリニューアルしました。リニューアル(Renewal)と新元号の令和(Reiwa)にちなんだ新バージョン「R-1」を無料公開いたします。



■概要


家オペ力(いえおぺりょく)とは?
就活用自己分析ツール『家オペ力 マトリックス』について
シーン別 エピソード例タイトルの使い方


『家オペ力マトリックス』は、主婦・主夫が従事する“しゅふ業”すなわち家周りの仕事を通じて磨かれたスキルを棚卸しするためのツールです。厚生労働省委託事業「労働者等のキャリア形成・生産性向上に資する教育訓練開発プロジェクト事業【女性活躍関係(インターンシップ型)】」にて開発された教育カリキュラムを用いた山梨大学のリカレント教育プログラム「女性のための『インターンシップ型ステップアッププログラム』」でも使用されています。

“しゅふ業”を通じて磨かれた『家オペ力(いえおぺりょく)』には、少しだけ上手にできるようになったようなことから、実務実績としても十分通用するのではないかと考えられるものまであります。洗い出した家オペ力は履歴書や職務経歴書の中に職歴として記載するものではありませんが、「職場外で取り組んだこと」や「家仕事を通じて学んだこと」のようにオリジナルの欄を設けて記載することをご提案します。

職場から離れていた期間をブランクと呼び空白にしてしまうのではなく家オペ期間と位置づけて、家オペ期間に学んだこと、成長したことを採用選考の評価対象に加えることを求人企業と求職者双方に提案し、新たな雇用機会の創出に寄与することを目的として『家オペ力マトリックス』を無料公開しています。


[表1: https://prtimes.jp/data/corp/3176/table/409_1.jpg ]




1.家オペ力(いえおぺりょく)とは?

就職活動する際、主婦・主夫が従事する“しゅふ業”すなわち家周りの仕事に従事している期間はブランク扱いされてしまいます。しゅふ業に携わる間、ビジネスパーソンとしての成長は止まっていると見なされてしまいます。

しかし、本当に家仕事はブランク(=空白)なのでしょうか?家周りの仕事のオペレーション(家オペ)を通じて成長したり、磨かれているスキルはないのでしょうか?そんなはずはありません。しゅふJOB総研では、家オペ期間は職場とは異なる様々な経験を積むことができる成長期間だと捉えています。それを空白期間と呼んでしまうことの方にこそ違和感があります。

家オペ期間にどんなことに取り組み、何を学び、どう成長したのか。それらを洗い出し整理しておくことができれば、ブランクと呼ばれる期間が決して空白ではなかったと証明する手助けになるのではないかと考えます。

内閣府の「休み方改革ワーキンググループ」報告書には、以下のように記されています。
「個人の生き方として、『「稼ぎ」と「務め」ができて一人前』という言葉があるように、「稼ぎ」に加え、家族での役割や社会的貢献という「務め」を果たすことで、人生を豊かにすることができる」

家事や子育て、地域活動など家仕事の大半は生活する上で欠かすことのできない「務め」です。また直接生活にかかわらなくとも、より充実した人生を送るために個人の興味関心にもとづいて行われるボランティアなどの自主活動も広い意味で家仕事の範囲に含まれると考えます。家オペ期間とは、職歴に含まれない期間すべてを指す概念です。

家オペは生活に必要な当たり前の行いでしかなく大した経験ではない、とみなされてしまうからブランクと呼ばれてしまうのかもしれません。しかし、その当たり前のことを日々繰り返すことが如何に大変かは誰もが知るところです。また、家オペを通じて工夫改善したり、本を読んで勉強したりと、努力が成果に反映されることも多々あります。家オペで取り組んできた内容を一つひとつ丁寧に洗い出し、棚卸ししていくと、家オペ期間ならではのたくさんの「実績」が発見できるはずです。


2.就活用自己分析ツール『家オペ力 マトリックス』について

家仕事をきりもりする力を、しゅふJOB総研では『家オペ力(いえおぺりょく)=家仕事をオペレーションする力』と名付けました。家オペ力は、家仕事で発生する「シーン」とそこで磨かれる「スキル」の2つの側面からとらえることができます。以下の事例では、9シーン×9スキル=81パターンです。

[画像1: https://prtimes.jp/i/3176/409/resize/d3176-409-947412-0.png ]

縦軸に9つのシーン、横軸に9つのスキルを記した表『家オペ力 マトリックス』を使うと、全81パターンの家オペ力を効率的に洗い出すことができます。事例では縦9×横9=81マスになっていますが、数にこだわる必要はありません。3×3=9マスでも、10×10=100マスでも、使いやすいように自由に設定してお使いください。

また、シーン(縦)やスキル(横)の内容も家オペ力の棚卸しがしやすいよう自由に書き換えて結構です。「子どもの習い事」を「学習塾」と「サッカー」に分けたり、「子育て」ではなく「介護」を加えるなど事例にとらわれずに修正してください。

[表2: https://prtimes.jp/data/corp/3176/table/409_2.jpg ]

・横軸(スキル):家仕事で培われ、成長した力
・縦軸(シーン):家仕事の種類
・思いつくものはすべて書いてみる
・できるだけ数字を入れる
・できるだけ具体的なエピソードを書く
・○○しました、で終わらず、その取り組みによってもたらされた成果(プラスになった結果)まで書く


[画像2: https://prtimes.jp/i/3176/409/resize/d3176-409-820212-1.png ]



[表3: https://prtimes.jp/data/corp/3176/table/409_3.jpg ]


[画像3: https://prtimes.jp/i/3176/409/resize/d3176-409-413987-17.png ]

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※他の家オペ力マトリックス 記入事例は、以下から無料でダウンロードしてお使いいただけます。

[表4: https://prtimes.jp/data/corp/3176/table/409_4.jpg ]




3.シーン別 エピソード例タイトルの使い方


エピソードの記入事例を参照する際に、シーンごとにエピソード例のタイトルを確認することができます。自分が磨いてきた家オペ力がうまくイメージできない時に、以下の手順でエピソードの記入事例を参照し、ご自身の経験に近いエピソードを見つけてください。

[画像6: https://prtimes.jp/i/3176/409/resize/d3176-409-748975-20.png ]

[画像7: https://prtimes.jp/i/3176/409/resize/d3176-409-378991-21.png ]

[画像8: https://prtimes.jp/i/3176/409/resize/d3176-409-800030-22.png ]

[画像9: https://prtimes.jp/i/3176/409/resize/d3176-409-433158-23.png ]

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[画像11: https://prtimes.jp/i/3176/409/resize/d3176-409-889596-25.png ]

[画像12: https://prtimes.jp/i/3176/409/resize/d3176-409-172841-26.png ]



※他の『シーン別』エピソード例のタイトルや、『スキル別』エピソード例のタイトルも、以下から無料でダウンロードしてお使いいただけます。

[表5: https://prtimes.jp/data/corp/3176/table/409_5.jpg ]


■しゅふJOB総研 所長 川上敬太郎より ~家オペ力 マトリックス R-1 無料公開にあたって~

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主婦・主夫層が家事や育児などの“しゅふ業”に専念している期間はブランクと呼ばれます。確かに職場から離れている、という意味でブランク(=空白)と言われてしまうのは理解できなくはありません。しかしながら、それは決して人生のブランクを意味するものではありません。日々忙しく家をきりもりする中で段取り力が培われたり、ママ友やご近所さんなど幅広い年齢層・価値観の方々と上手にコミュニケーションしたり、自身でボランティアなどに取り組んでいる人もいるかもしれません。子育てにおいては、子を育てながら親も育てられている面があります。これらの経験は本当にブランクなどと呼ぶべきものなのでしょうか。

中にはブランクと呼ばれる期間にPTA活動に勤しみ、面接でその経験が評価されて採用された人もいますが、まだ実例として多いとは言えません。採用難と言われる昨今、ブランク期間を評価せず空白のままにしてしまうことは、働きたい人にとっても、採用したい企業にとっても、もったいないことだと感じてしまいます。

そこでしゅふJOB総研は、ブランク期間を空白ではなく家オペ(家仕事オペレーション)期間とみなし、家オペを通して身に付けた力、即ち『家オペ力』を発見するための就活用自己分析ツール『家オペ力 マトリックス』を開発しました。このシートの記載事例にある81パターンの家オペ力の中には、職場で通用するスキルとは言えないものもあるかもしれません。しかしながら、これまで空白扱いされてきた期間に、実は身に着けてきたスキルや経験があることに気づくきっかけにはしていただけると考えています。そしてその中に1つでも仕事実績と同等に評価できるような内容を発見できれば、職務経歴書の中に「職場外で取り組んだこと」や「家仕事を通じて学んだこと」など、別欄を設けてアピールしていただきたいと思います。

『家オペ力 マトリックス』は2018年に開発された家仕事に携わる主婦・主夫のみなさまのための就活用自己分析ツールです。今回2018年版をベースに、参考となるエピソード例を探しやすくするためのツール「タイトルシート」を加えてリニューアルしました。リニューアル(Renewal)と、新天皇陛下ご即位とともに制定された新元号令和(Reiwa)から、バージョン名をR-1としました。新しくなった『家オペ力 マトリックス』を主婦・主夫のみなさまの就活にお役立ていただけることを願っています。


[表6: https://prtimes.jp/data/corp/3176/table/409_6.jpg ]



<しゅふJOB総研について>
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「結婚・出産などのライフイベントに関わらず、 もっと多くの女性が活躍できる社会をつくりたい」そんな志のもとにつくられた研究所です。「女性のライフスタイルと仕事への関わり方」に対する社会の理解を高め、女性の働きやすい職場をより多くつくっていくために定期的なアンケート等の調査を実施、結果を社会に発信しています。
※過去の調査結果はこちら⇒https://www.bstylegroup.co.jp/news/shufu-job/
※しゅふJOB総研公式ツイッター⇒https://twitter.com/shufujobsoken
※しゅふJOB総研は、東京大学SSJDAに過去の調査データを寄託しています⇒http://bit.ly/2n8jHIJ

<株式会社ビースタイルについて>
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企業理念は~best basic style~時代に合わせた価値を創造する。創業以来、主婦の雇用をのべ13万人以上創出してきた『しゅふJOB』や時短×ハイキャリアの働き方を実現する『スマートキャリア』など人材サービス事業を主軸とし、スーパーフード“モリンガ”のプロデュースや民泊清掃サービスなど、新たに事業領域を広げながら、日本の幸福度向上に全力で取り組んでいるソーシャルカンパニーです。

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