置き配バッグOKIPPAで再配達を61%削減、日本郵便との共同実証実験結果

プレスリリース発表元企業:Yper株式会社

配信日時: 2019-02-06 11:00:00

集合住宅と戸建住宅計1,000世帯で過去最大規模の実証実験

物流系ITベンチャーYper(イーパー)株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:内山 智晴)は、昨年12月に日本郵便と共同で実施した置き配バッグOKIPPA(オキッパ)の実証実験結果を公表。OKIPPAバッグを活用することで、約61%の再配達の削減に成功したと発表した。



[画像1: https://prtimes.jp/i/31698/23/resize/d31698-23-921420-3.jpg ]


■実証実験概要
2018年12月の1ヶ月間、東京都杉並区の1000世帯に置き配バッグOKIPPAを無料配布して、再配達の削減効果を検証した。応募はSNSを中心に行い、開始1週間で募集定員の1,000世帯を超え、計1,300以上の応募の中から抽選で1,000世帯を選出した。参加者の住居形態は、集合住宅55.0%、戸建45.0%と集合住宅と戸建住宅の両環境を同時に対象とした個人向け宅配ボックス実証実験としては過去最大規模となった。また、下図の通り、参加者の中心は30代~40代となり、その半数が共働きの世帯であった。
[画像2: https://prtimes.jp/i/31698/23/resize/d31698-23-394723-6.png ]


■再配達を61%削減に成功、盗難はゼロ
今回の実証実験期間中にアンケート集計ベースで約6,000個の宅配物が配送され、参加者の初回配送時不在率は51%であった。結果は下図の通り、OKIPPAを設置したことで期間中の再配達率を最大61%削減することに成功した。期間中、いたずらや盗難等の問題は発生しなかった。4割近く再配達が残っている要因としては、お歳暮のシーズンで宅配ボックス預入不可の食料品が多かったことや、年末で大型の荷物が比較的多くなっていたことが挙げられる。
[画像3: https://prtimes.jp/i/31698/23/resize/d31698-23-422279-4.png ]

今回の実証実験参での初回配送時不在率51%は、国交省が発表している都内の再配達率16.4%と比較しても非常に高い数字となっているが、これには理由がある。下図は、実証実験参加者の通販サイト(ここでは主に物販)の利用頻度であるが、総務省が調査している利用頻度に比べ、明らかに週1以上利用する通販ヘビーユーザーが多い。こうした通販ヘビーユーザーは、一般の消費者よりも年間で3~4倍ほど荷物を受け取る機会が多く、宅配ボックスのような受取り環境が整ってない場合、再配達を「量産する」存在となっている。今回、OKIPPAではこうした通販ヘビーユーザーにピンポイントでOKIPPAを配布することで、効率的に再配達の削減が行えることを実証できた。

[画像4: https://prtimes.jp/i/31698/23/resize/d31698-23-709731-7.png ]



■ユーザー及び配送員の双方が高評価
実証実験終了後にユーザー(N=700)と配送員(N=50)にOKIPPA利用の満足度調査を実施した。下図の通り、ユーザーには0~100点で評価してもらったところ、過半数から80点以上と高い評価を得た。90点を付けた参加者の50代女性は「再配達を待たずに欲しいものが受け取れるのはとても便利です。」と回答。一方、50点を付けた30代女性は「認知度・所有率が高まった時は盗難などが発生するリスクが高まると思う。アイデアはとても良いと思うのでセキュリティ面の強化に今後期待したい。」と、今後の改善点も確認できる機会となった。
また、配達を担当した社員の94%がOKIPPAの普及を望む結果となった。とても利用してほしいと回答した社員は「ご不在の頻度が高いお客さまに再配達のことを気にせず荷物を届けることができた。配達途中にOKIPPAの配布を知ったお客さまから「自分も欲しい」というご要望がとても多かった。」と、OKIPPAの利用が配送の効率化、業務負担の軽減につながることを確認できた。配送員視点での製品改善の余地も見つかり、今後の製品・サービスの改良に繋げる予定だ。
[画像5: https://prtimes.jp/i/31698/23/resize/d31698-23-736191-5.png ]



■今後の予定
弊社で2018年7月に実施した都内100世帯に引き続き、今回の1000世帯実証実験においても再配達率を大幅に削減できることを確認できたことから、今年1年間で100万個のOKIPPA設置を目指す。100万個の設置によって、短期間で、国内の再配達率を現状の半分以下 に削減できると見込んでいる。

■講演
・公益社団法人日本通信販売協会(JADMA)主催特別講演会
JADMAの物流委員会主催の「再配達削減に向けた取り組み」をテーマにワークショップにてYper株式会社代表の内山が講演を予定。
日 程 2019年2月14日(木)
時 間 14:00受付開始 14:30~16:40(予定)
会 場 筑波大学東京キャンパス文京校舎 120講義室(東京都文京区大塚3-29-1)
参加費 JADMA会員・ジャドマ倶楽部メンバー 無料、一般 3,000円(税込・1名様)
お申し込み: https://www.jadma.org/pdf/2019/20190214butsuryu_ws.pdf

■OKIPPAバッグ&専用アプリ

[画像6: https://prtimes.jp/i/31698/23/resize/d31698-23-608449-1.jpg ]

置き配バッグ『OKIPPA』 製品概要
おしゃれなエコバッグShupattoを開発している生活雑貨メーカーの株式会社マーナと共同開発。
品名 : OKIPPA(バッグ・専用ロック・内鍵、専用バンド、取扱説明書他7点セット)
カラー : 全1色(ネイビー)
販売価格 : 税込3,980円(送料別)
材質 : 本体/ポリエステル(撥水加工)、持ち手/ポリエステル
耐荷重 : 13kg
サイズ : バッグ使用時/約70×66cm(容量57L)、折りたたみ時/約13×13cm(厚さ5cm)
販売サイト:https://store.okippa.life
※一般的に、OKIPPAのような簡易宅配ボックスと配送会社間での利用契約等は存在しません。そのため、環境や配送員によっては利用が困難な場合がございます。

OKIPPAアプリ(iOS/Android)
Amazon、楽天のECサイトアカウントまたはGmail/Hotmail(Amazon、ユニクロ、ZOZOTOWN、他数社を取込可能)をアプリ内で連携するだけで、自動で購入した商品の配送状況をアプリに取込み管理します。配送会社5社(ヤマト運輸、日本郵便、佐川急便、Amazonデリバリープロバイダー各社、楽天EXPRESS)の配送状況が表示可能で、万が一、再配達になった場合にもOKIPPAアプリから再配達依頼が可能です。また、OKIPPAに荷物が配送完了すると、配送完了の通知が受信可能です。
※完了通知は遅れが生じる場合があります。
OKIPPAの最新情報はTwitter(https://twitter.com/OKIPPALIFE)でも配信しています。
▼アプリダウンロードはコチラ▼
iOS: https://itunes.apple.com/jp/app/%E8%8D%B7%E7%89%A9%E7%AE%A1%E7%90%86nr/id1334541155?mt=8
Android: https://play.google.com/store/apps/details?id=com.nr_yper

■会社概要

[画像7: https://prtimes.jp/i/31698/23/resize/d31698-23-428755-2.png ]

商号:Yper株式会社
設立:2017年8月3日
本社住所:〒150-0036 東京都渋谷区東京都渋谷区南平台町13-15
代表者:代表取締役 内山智晴
物流分野でシステム開発、アプリ開発を行うIT系スタートアップ。「Creating HYper Service 世の中に最高のサービスを」を企業理念に、ソフトウェア開発を行っています。
OKIPPA製品公式サイト: https://www.okippa.life/
会社サイト : https://www.yper.co.jp/

■プレスリリース、講演依頼等に関する問い合わせ
OKIPPAの認知拡大のため、積極的に講演等を実施しております。EC業界、不動産業界、配送業界でOKIPPAの活用に関心のある方は、ぜひお気軽にご連絡ください。
Yper株式会社 OKIPPA窓口 Email: info@yper.co.jp

PR TIMESプレスリリース詳細へ