ザ・ハートフォードが、世界的特殊保険会社のナビゲーターズを買収する契約に署名
配信日時: 2018-08-28 03:16:00
ザ・ハートフォードの商品提供と引受リスク選好が広がりと深みを増す
世界的な引受業務の範囲が拡大、ロイズでの既存の事業展開を含む
優秀な人材を引き付けて維持することを方針とする保険引受業務重視の2社が統合
2020年のザ・ハートフォードの純利益と中核利益*は増加する見込み
(米コネティカット州ハートフォード)- (ビジネスワイヤ) -- ザ・ハートフォードは、世界的な特殊保険会社のナビゲーターズ・グループ(NASDAQ:NAVG)の全発行済み普通株式を1株当たり70ドル、総額21億ドルの現金で取得する正式契約書に署名しました。この取引は両社の取締役会の承認を得ており、ナビゲーターズの株主の承認と規制当局の承認を含むその他の慣例的完了条件を満たすことを前提としています。取引は2019年上半期に完了する予定です。
ザ・ハートフォードのクリストファー・スウィフト会長兼最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「ナビゲーターズの買収を発表できたことを大変うれしく思っています。これにより、ザ・ハートフォードの重要な戦略的目標と財務目標を達成できると確信しています。この取引により当社の商品提供と地理的事業範囲が拡大し、保険引受業務および業界の熟練した実績のある人材が加わることになり、保険代理店やお客さまへの価値提案を強化することができます。両社の統合による成長の機会については楽観視しており、この買収により魅力的な利益が生まれると考えています。」
1974年に設立されたナビゲーターズは、世界の海洋、建設、エネルギー業界、ならびに米国の損害保険エクセス&サープラス・ラインの市場リーダーとして認められています。ロイズでの既存の事業展開に加え、同社は欧州、アジア、中南米で引受業務を拡大しています。同社は現在、米国保険(2017年の総計上保険料の58%)、国際保険(29%)、グローバル再保険(13%)の3つの事業セグメントを運営しています。 1
ザ・ハートフォードのダグ・エリオット社長は、さらに次のように述べています。「この取引により、保険引受業務の規律ある社風と、革新、財務業績、最高の人材を引きつけ維持するという共通の方針を有する2社の会社が統合されます。両社は力を合わせ、両社の保険引受、保険金請求、リスク・エンジニアリングにより実現され、ザ・ハートフォードの強力なブランドで強化されたクラス最高の販売ネットワークを通して提供されるより完全な商品とサービスを生かします。」
ナビゲーターズはコネティカット州スタンフォードに本社を置き、米国内に22カ所、世界8カ所にオフィスを構えています。同社は世界に約820人の従業員を擁しており、これらの従業員は、取引完了時にはザ・ハートフォードに加わります。従業員の約600人が米国に勤務し、150人が英国に勤務しています。
ナビゲーターズのスタンレー・A・ガランスキー社長兼最高経営責任者(CEO)は次のように述べています。「ナビゲーターズの特殊保険機能をザ・ハートフォードで生かせることを楽しみにしています。ザ・ハートフォードに加わり、その財務状況の強みと中核的な商業保険商品の質を生かすことで、仲介業者や保険契約者に高い価値を提供する素晴らしい機会が生まれます。」
ザ・ハートフォードには、約21億ドルの総買収価格の資金として十分な既存資金がありますが、取引完了に先立ち、代替の資金源を検討します。この買収に関して、ザ・ハートフォードは普通株式を発行する意向はありません。
ザ・ハートフォードは、この買収によって、長期的に魅力的な利益が生まれると予想しています。この買収がザ・ハートフォードの2019年および2020年の連結財務業績に及ぼす影響は、さまざまな要因に左右されます。これには、取引完了の時期、のれんおよびその他の無形資産の算定などのパーチェス法による会計処理の完了、統合費用、ならびに取引費用とナビゲーターズの支払準備金やその他の貸借対照表項目の変更を含む買収関連の費用が含まれます。
まだ最終確定されていませんが、買収関連の費用の影響を検討するまで、この買収により、2019年の純利益は若干減少する見込みです。買収関連費用および統合費用を除けば*、買収により直ちに2019年の純利益は増加すると予想しています。
2020年には、買収により、ザ・ハートフォードの純利益は3000万~7500万ドル、中核利益は6000万~9500万ドル増えると予想しています。ナビゲーターズにより純利益は8000万~1億2500万ドル増加し、中核利益は1億1000万~1億4500万ドル増えると考えていますが、買収資金として現金を使用するため、ザ・ハートフォードの税引き後純投資利益が約5000万ドル減少することで相殺されます。これらの概算値はすべて暫定的なものであり、市場状況、事業計画、財務業績および現在から取引完了までの他の進展状況に応じて更新されます。
ザ・ハートフォードは、2018年8月22日午前8時30分(米国東部夏時間)に、買収についてウェブキャストと電話会議を開催します。電話会議は、877-685-7362(米国)または478-219-0241(海外)からアクセスできます。パスコード6087567です。聴取のみのウェブキャスト生中継は、ザ・ハートフォードのウェブサイト(https://ir.thehartford.com)のインベスター・リレーションズのセクションから聴取できます。電話会議の再生と記録は、少なくとも90日間利用できます。
シティグループ・グローバル・マーケッツ・インクがザ・ハートフォードの主任財務顧問を務めました。また、ドイチェ・バンク・セキュリティーズ・インクも財務アドバイスを提供しています。メイヤー・ブラウンがザ・ハートフォードの法律顧問を務めました。
この取引に関する追加情報は、ザ・ハートフォードのウェブサイト(https://www.thehartford.com)に掲載されています。これには、この買収の主要な財務条件と利益を要約したプレゼンテーション資料が含まれます。また、ザ・ハートフォードとナビゲーターズが証券取引委員会(SEC)に提出したフォーム8-Kによる最新報告書にも追加情報が記載されています。
ザ・ハートフォードについて
ザ・ハートフォードは、損害保険、団体保険、投資信託のリーダー企業です。200年以上にわたる専門知識を有するザ・ハートフォードは、その優れたサービス、持続可能性の実践、信頼と誠実さで広く認められています。当社とその財務業績に関する詳細は、https://www.thehartford.comをご覧ください。また、ツイッター(www.twitter.com/TheHartford_PR)で当社をフォローしてください。
ザ・ハートフォード・フィナンシャル・サービシズ・グループ・インク(NYSE:HIG)は、ザ・ハートフォードのブランド名で子会社を通して運営されており、米コネティカット州ハートフォードに本社を置いています。詳細については、The Hartford’s legal noticeをご覧ください。
HIG-F, C
* 一般に認められた会計原則に従って算出されていない財務指標(非GAAP)を示します。最も直接的に対応する米国GAAP基準を含む詳細情報については、以下の「非GAAP財務指標の説明」をご覧ください。
将来予想に関する記述
本リリースに含まれる一部の記述は、1995年の民事証券訴訟改革法で定義された将来予想に関する記述と見なされます。これには、ザ・ハートフォードの今後の営業実績およびナビゲーターズ買収の影響に関する予測が含まれます。これらの将来予想に関する記述は将来の業績を保証するものではなく、実際の結果は大きく異なるものになる可能性がありますので、投資家の皆さまは注意してください。
ザ・ハートフォードの実際の結果が、将来予想に関する記述と大きく異なるものになる可能性を生む要因としては、(i) 取引に関する規制当局の承認を受けること、(ii) 予定期間内に取引が無事完了すること、(iii) 取引で期待される相乗効果が実現しない、あるいはその実現が遅れること、(iv) パーチェス法による会計処理の影響(取引完了時ののれんおよびその他の無形資産の算定を含む)、(v) 統合費用、(vi) 買収関連費用(取引費用および取引完了時に必要とされるナビゲーターズの支払準備金またはその他の貸借対照表の項目の変化を含む)、(vii) 業界の状況、および (vii) ザ・ハートフォードのニュースリリースおよびSECへの提出文書に記載されたその他の要因(2018年7月26日付けザ・ハートフォードのニュースリリース、ザ・ハートフォードのフォーム10-Qによる四半期報告書、ザ・ハートフォードのフォーム10-Kによる2017年度年次報告書、米国証券取引委員会(SEC)に提出するその他の文書に記載された要因を含む)などがあります。本リリースは、発表日時点での情報であり、当社はこのリリースを更新する義務を負いません。
追加情報および掲載場所
ザ・ハートフォードは時折、当社ウェブサイトを利用して重要な企業情報を発信しています。ザ・ハートフォードに関する財務情報およびその他の重要な情報は、当社ウェブサイト(https://ir.thehartford.com)に掲載され、常に入手可能です。また、https://ir.thehartford.comの「電子メール・アラート」セクションから、ご自身の電子メールアドレスを登録すれば、ザ・ハートフォードに関する電子メール・アラートおよびその他の情報を自動的に取得できます。
非GAAP財務指標の説明
このプレスリリースには、一般に認められた会計原則(GAAP)に基づいて算出されていない財務指標の中核利益が含まれています。当社が中核利益を用いるのは、投資家が、提示された期間においてこの買収が当社の営業業績に及ぼすと予想される影響を分析しやすくするためです。中核利益は、投資家にとって当社の継続事業の業績を示す価値ある指標になると当社は考えています。それは、中核利益により、当社の保険事業および金融サービス事業の動向が明らかになるためです。このような事業の動向は、実現された一定のキャピタル・ゲインおよびキャピタル・ロスの正味の効果、特定の事業再編費用やその他の費用、買収した事業に関連する統合費用および取引費用、年金精算、債務の償却による損失、再保険利得取引による利益および損失、繰延税金の評価引当金の減額による法人税の控除、税制改革が繰延税金資産に及ぼす影響、および廃止事業の業績を含むことで分かりにくくなる場合があります。一部の実現キャピタル・ゲインおよびキャピタル・ロスは、主に投資決定と外部の経済動向によってもたらされるものであるため、その性質と時期は、当社事業の保険および引受業務とは関連がありません。そのため、中核利益では実現されたすべての利益と損失(税金および繰延新契約費(DAC)の影響控除後)の影響を除外しています。これらは資本市場の状況によって期間ごとに大きく変動する傾向があります。しかし、一部の実現キャピタル・ゲインおよびキャピタル・ロスは、当社の保険事業と一体的に関連していると考えているため、中核利益にはクレジット・デリバティブの純期間精算などの正味実現損益が含まれています。これらの正味実現損益は、正味投資利益などの損益計算書に含まれる相殺項目に直接関連しています。
米国GAAPの指標の中では、純利益(損失)が中核利益に最も直接的に対応する指標です。中核利益は、純利益(損失)の代替と見なすべきではなく、当社事業全体の利益性を示すものではありません。そのため、投資家は当社の業績を検討する際には、純利益(損失)と中核利益の両方を評価することが有益であると当社は考えています。純利益(損失)と中核利益(損失)の定量的調整は、将来予想を基に算出することはできません。実現キャピタル・ゲインおよびキャピタル・ロスは通常、期間ごとに大きく変動するため、これを確実に予想できないためです。
当社の中核利益の計算は、他の企業が用いている同様の指標とは異なる場合があるため、投資家の皆さまは、当社の中核利益と他社の非GAAP財務指標を比較する際には注意してください。
本書では、当社は、統合費用および買収関連の費用を除いた純利益を用いています。これは、投資家が、提示された期間において買収が当社の営業業績に及ぼすと予想される影響を分析できるようにするためです。これは、買収で予想される収益への直近のランレートでの影響を示す価値ある指標だと当社は考えています。このような影響は、取引費用や、ザ・ハートフォードが取引完了時に計上する可能性のあるナビゲーターズの支払準備金または貸借対照表のその他の項目の変化を含む買収関連の費用によって分かりにくくなる可能性があります。純利益(損失)が、米国GAAPに基づく指標のうち最も直接的に対応する指標です。
1情報源:証券取引委員会(SEC)に提出したナビゲーターズの2017年度年次報告書(フォーム10-K)および四半期報告書(フォーム10-Q)、およびナビゲーターズが提供したその他の情報
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連絡先
Media:
The Hartford
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Investor:
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Sabra Purtill, 860-547-8691
sabra.purtill@thehartford.com
プレスリリース情報提供元:ビジネスワイヤ
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