心電波形によるストレスチェックが可能の新デバイス『SQ-bar』、8月1日販売予約開始。30秒間握るだけで自律神経のバランスを測定、1台9万円(税別)で提供
配信日時: 2018-08-02 10:00:00
付属のアプリで自律神経のバランスを測定し、データをクラウドで保存・管理します。長期的な自分のリズムを見ながら管理する新しいヘルスケアソリューションです。
心電認証デバイスのシンプレクスクオンタム(SIMPLEX QUANTUM)株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:鈴木那奈子)は8月1日(水)、心電波形によるストレスチェックができる『SQ-bar』と、これを活用するクラウドサービス『SQ-cloud』の販売予約を開始しました。30秒間程度両手で握るだけで心電波形を取得し、これをもとに付属の「SQ-bar アプリ」が自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスを測定。測定データを『SQ-cloud』で保存・管理します。
▼心電波形によるストレスチェックができる|SQ-bar:https://simplex-q.com/?p=1186
[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM1NjA1OSMyMDU3MzAjNTYwNTlfREZlV25wS1Flbi5QTkc.PNG ]
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■心電センシング技術を応用し、自律神経バランスを可視化
『SQ-bar』は心電センシング技術を応用し、リアルタイムで自律神経バランスを可視化する新デバイスです。測定データを『SQ-cloud』で保存・管理することで長期的な自分のリズムを見ながら管理する新しいヘルスケアソリューションとなります。
使い方は簡単で30秒程度、握るだけです。心臓をはさんで右手と左手に生じる電位差(第一誘導)を検知して心電波形を計測します。
自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスを測定し、表示するアプリ実行画面は、特性の異なるアルゴリズムを3種類(Welch法、AR法、Lomb-Scargle法)使用することで偏りをなくし、高精度な解析を実現しました。
また、独自の電源回路分離技術(特許出願中)によって、稼働しているPCのUSBポートからノイズや感電の恐れなく電源を取得することができます。同時に内蔵する大容量バッテリーによって長時間ワイヤレスでも使用が可能。日常生活はもちろん、スポーツジムやヨガスクールなどアクティブなトレーニングの現場でも利用しやすいように開発しました。そのように外部で計測した結果をクラウドで確認ができます。
『SQ-cloud』は、ユーザーの自律神経バランスの履歴が日次、週次、月次などさまざまなレンジで見られるビュワーを標準で装備するほか、『SQ-bar』のデータだけでなく、当社が取り扱うすべての生体情報測定機器のユーザーデータを蓄積し、新しいスタイルのヘルスケアの基盤として拡充していく予定です。
このような特徴から、『SQ-bar』は、以下のようなシチュエーションでの使用が有効です。
・心臓病患者の方:心臓リハビリテーションでのリハビリ前、リハビリ中(エアロバイク装着可能デバイス使用)、リハビリ後に測定(※東大病院の心臓リハビリにて使用中)。
・精神病患者の方:精神科の薬の効果を自律神経バランスからチェック。
・遠隔医療:患者の自宅での計測結果を医師がクラウドで病院から確認。
・訪問看護、介護:訪問の際に持参して計測。
・職場:企業が従業員のストレスチェック。
・スポーツ:適正な負荷のチェック、オーバートレーニングが原因のケガの予防
・ヨガ:ストレス緩和の効果のチェック
・鍼灸、接骨院:ストレス緩和の効果のチェック
価格は本体(クレードル・充電器)が9万円、クラウド使用料1アカウントにつき、1か月1,000円です(価格はすべて税別)。
<SQ-bar製品概要>
名称:SQ-bar
入力電源:DC5V
消費電流:500mA(最大)
バッテリー:ニッケル水素充電池内蔵
保護回路:フォトカプラ、絶縁トランス
動作温度:10〜45度
動作湿度:10〜95%
サイズ:175×38×38mm
重量:約110g
■心電波形の特徴的に高い部分(R波)のインターバルの変化に注目
『SQ-bar』が自律神経のバランス状態を測定するのは、以下のような仕組みです。
心電波形のうち、特徴的に鋭く高くなっている部分(R波)のピークから次のR波のピークまでの間隔をRRインターバルといいます。RRインターバルは、ミリ秒単位で微妙に長くなったり短くなったりしながら変化しています。この「心拍変動」は自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスが反映されることが知られています。
『SQ-bar』付属の「SQ-barアプリ」は、心電波形から心拍変動を抽出し、そのデータに基づいて自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスを測定します。心拍変動は、指先から検知する脈拍などのデータでも計測できますが、『SQ-bar』は心電波形から直接RRインターバルを検出するため、より正確な心拍変動を得ることができます。
「SQ-barアプリ」では、心拍変動を周波数解析し、交感神経と副交感神経の両方の活動を反映する低周波(0.05Hz~0.15Hz、LF)と副交感神経の活動を反映する高周波(0.15Hz~0.40Hz、HF)に分け、その比を表すLF / HFにより交感神経と副交感神経のどちらが優位に働いているかを確認しています。
一般に周波数解析では高速フーリエ変換という計算が行われますが「SQ-barアプリ」では、いくつかあるアルゴリズムの中からWelch法、AR法、Lomb-Scargle法の3種類を用いることにより、高精度な周波数解析を実現します。
■2019年夏に医療機器認証取得へ、新機能を年々追加予定
当社はもともと心電波形による個人認証を扱っていました。個人を特定できるだけの精度の高い心電を計測する技術を有しており、そのことから簡易に計測が可能な『SQ-bar』の開発に着手したものです。
現在、医療機器認証を申請しており、2019年夏には認証が取得できる見通しになっています。今後は不整脈チェッカー機能の搭載(2019年リリース)、病変予測機能搭載(2020年リリース)を予定。多くの利用者の方にとって少しでも便利になるよう、改良を重ねていく考えです。
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プレスリリース情報提供元:valuepress
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