熱中症対策の研究者がお勧めする「タオルと携帯扇風機で簡単にできる効果的な暑さ対策」3つの方法 ~日常生活/外出時に実践しやすい“水の気化熱冷却法”~
配信日時: 2018-07-18 10:00:00
熱中症対策研究所(埼玉県川越市 所長:豊田哲郎)は、水の気化熱を利用して身体を冷却する方法として、日常生活のさまざまなシーンで簡単に実践しやすい3つの“暑さ対策スタイル”を発表しました。タオルと携帯扇風機を組み合わせることによって、誰でも簡単に実践することができる3つの方法です。同研究所では“衣服への水分補給”という新しいコンセプトを提唱することによって、汗の代わりとなる水分を衣服から気化させることで身体を冷却する方法を推奨しています。気温が非常に高い時期の熱中症対策には、経口補水による“体内への水分補給”に加えて、汗の代替となる“衣服への水分補給”も必要になってきます。
熱中症対策技術の研究開発を手掛ける、熱中症対策研究所(所在地:埼玉県川越市、所長:豊田哲郎)は、日常生活/外出時の暑さ対策において、「水の気化熱を利用して体を冷却する方法がある」ということを分かりやすく伝えるために、“衣服への水分補給”という新しいコンセプトを提唱するとともに、誰でも簡単に実践しやすい方法としてお勧めする3つの“暑さ対策スタイル”を発表しました。
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詳しくは、熱中症対策研究所のウェブサイトをご覧ください。
https://cools.jp/usecase/towel
【背景】
近年の気候変動によって、日本の夏は大変暑くなる傾向にあり、熱中症対策が社会的に大きな課題となっています。今後の暑さ対策には、衣服への風通しを良くするなどの工夫に加え、新たな身体の冷却方法を開発してファッションに融合させていく必要があります。
人体を冷却する方法には様々な種類がありますが、最も自然な方法の一つに「水の気化熱による冷却法」があります。これは、「汗などの水分が体の表面から気化することで体から熱を逃がす仕組み」です。しかし、汗をかくと人体から水分が失われ、熱中症などのリスクが高まります。このため、汗だけに頼るのではなく、汗の代わりとなる水分を衣服から気化させることによる冷却効果を積極的に利用するのが望ましいといえます。
熱中症対策研究所は、日常生活のファッションに組み込みやすい「水の気化熱を利用する冷却方法」として、濡らしたタオルと携帯扇風機を組み合わせて誰でも簡単に実践できる3種類のスタイルをご紹介します(以下にご紹介する携帯扇風機としては、熱中症対策研究所が開発した「えりかけ扇風機 BodyFan 3インチファン(白)」を使用しています)。
<3つの暑さ対策スタイル>
① 襟かけスタイル
② 首かけスタイル
③ 傘かけスタイル
【襟かけスタイル】
服の中で水分を気化させて体を冷却する方法です。汗の代わりとなる水分を含ませたタオルを服の中に引き込み、えりかけ扇風機 BodyFan で服の中に風を送り込むことによって、服の中で水分を積極的に気化させながら体を冷却する方法です。タオルはポリエステル製のスポーツタオルのほか、首に巻いて使用するクールタイプのネックスカーフを使用できます。見た目も大変スッキリしており、気化熱で冷たくなったタオルが首や胸を冷やすため、とても効果的な冷却方法です。また、タオルと扇風機が分離しているため、タオルだけ取り外して水分を再補給しやすいというメリットがあります。
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【首かけスタイル】
首に掛けたタオルの両端に扇風機を固定して、首から下げて使う方法です。風による水の気化で冷やされたタオルによって首まわりが冷やされるだけでなく、濡らしたタオルの水分がじわじわとシャツにしみ込み、そこに風が当たってシャツから水が気化することで、胸まわりも積極的に冷やすことができます。タオルが首に対してソフトにあたるので長時間首に掛けていても大変心地よいため、「従来の首掛け式の扇風機は、首掛け紐が痛くて苦手だ!」という人にもお勧めです。また、タオルを首に掛けるだけで扇風機を胸の前に簡単に配置できるため、介護を必要とされている方や、発汗調節が困難な障碍者の方への着け外しも容易であり、介護支援者にもお勧めの方法です。またファッションとしては、タオルの代わりにカラフルなデザインの手拭いなどと組み合わせることができるため、ファッション的にも発展させていきやすいスタイルの一つです。
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【傘かけスタイル】
日傘を使う女性におすすめのスタイルです。傘の骨に扇風機のクリップを掛けることで、頭上から首や胸に向けて風を送り続けることができます。首の周りにも濡らしたタオルを巻いておくのが理想的です。暑さ対策だけでなく、化粧崩れ対策としても効果があります。扇風機が傘の内側に隠れるため、ファッション的に扇風機を見られるのは恥ずかしいという方にもお勧めです。えりかけ扇風機のクリップは傘の骨への着け外しが容易であり、落下しにくいように工夫されています。また、傘の中で風向きを調整できる長所もあります。
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【今後の展望】
近年の気候変動により、日本の夏は大変暑い日が続くようになりました。熱中症対策としては“経口での水分補給”が大変重要です。
しかし、汗を介した体温調節だけに頼るのではなく、汗の代わりとなる水分を衣服から気化させることも効果的な方法です。“衣服への水分補給”にも配慮することによって、汗を介さずに体温調節する仕組みも追加できれば、体への負担が少なくて済みます。さらに携帯扇風機の風を衣服に当てて、水分を衣服から積極的に気化させることによって、無風の場所でもより効果的に体を冷却することができます。
これからの夏の衣服には、水に濡らしても目立たない生地(水に濡れた部分が変色しない生地)を使うなどの改良を施したり、濡らした水の気化を促しやすいようなデザインなどを取り入れていく必要があります。これらの工夫がファッションとして広く普及していくことによって、衣服から水分を積極的に気化させることが容易になり、熱中症対策にも大きな効果が現れてくることを期待します。
熱中症対策研究所では、ミストを噴霧できるタイプの携帯扇風機を搭載した新型の「えりかけ扇風機 BodyFan 」も開発済みであり、今後提供していきたいと考えています。
「えりかけ扇風機 BodyFan」のホームページ
https://cools.jp
【熱中症対策研究所について】
本社:〒350-1124 埼玉県川越市新宿町5-13-84
代表者:所長 豊田哲郎
設立:2017年1月1日
URL:https://cools.jp
お問い合わせ:https://cools.jp/contact
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プレスリリース情報提供元:valuepress
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