GSMA:世界のモバイル通信事業者がIoTセキュリティーの共通アプローチの採用を確約
配信日時: 2018-06-29 08:08:00
GSMA:世界のモバイル通信事業者がIoTセキュリティーの共通アプローチの採用を確約
(ロンドン)- (ビジネスワイヤ)-- AT&T、中国移動通信(チャイナモバイル)、中国電信(チャイナテレコム)、中国聯合通信(チャイナユニコム)、ドイツテレコム、エティサラート、KDDI、LGユープラス、オレンジ、テレフォニカ、テレノール・グループ、テリア、タークセル、ボーダフォン・グループ、ザインがGSMA IoT セキュリティー・ガイドラインの採用に合意
ロンドン --(ビジネスワイヤ)-- GSMAは本日、AT&T、中国移動通信(チャイナモバイル)、中国電信(チャイナテレコム)、中国聯合通信(チャイナユニコム)、ドイツテレコム、エティサラート、KDDI、LGユープラス、オレンジ、テレフォニカ、テレノール・グループ、テリア、タークセル、ボーダフォン・グループ、ザインを含む世界のモバイル通信事業者が、GSMA IoTセキュリティー・ガイドラインの採用および実施を確約したと発表しました。本ガイドラインは、モノのインターネット(IoT)エコシステム全体を対象とするIoTセキュリティーの最優良事例と勧告をまとめたほか、IoTサービスをIoTセキュリティーリスクから確実に保護するために、包括的なセキュリティー評価スキームを定めています。GSMAインテリジェンスによると、IoT接続件数は2025年までに31億件に達する見通しです。
GSMAのアレックス・シンクレア最高技術責任者(CTO)は、次のように述べています。「IoTを繁栄させるには、業界がIoTセキュリティーに関して、足並みを揃えた一貫性のあるアプローチを取る必要があります。このガイドランは、業界が充実した一連の最優良事例を採用するように奨励するものです。これらの最優良事例により、信頼性と安定性があって市場の成長とともに拡張できるサービスで一層セキュアなIoT市場の創出を支援します。モバイル業界は認可周波数帯で安全なサービスを提供してきた長い歴史を持っており、これらのガイドラインを導入していただくことで、私たちは市場の長期的な持続可能性と成長の確保に貢献できます。」
GSMA IoTセキュリティー・ガイドラインは、IoTサービスプロバイダー、機器メーカー、開発者、モバイル通信事業者を対象としており、さまざまな業界/サービス向けのIoTソリューションを対象に、セキュアなエンドツーエンド設計と開発・導入のための最優良事例を提供しています。IoTサービスに伴う典型的なサイバーセキュリティーやデータプライバシーに関する課題を取り上げ、市場でソリューションをセキュアに投入するための段階的な手順をまとめています。
ガイドラインは、IoTセキュリティー評価スキームによって支えます。これは、IoTソリューションのセキュアな市場投入を支え、そのライフサイクルを通じてセキュリティーを維持するためのチェックリストを用意することで、エンドツーエンドのセキュリティーを確保すべく、持続可能なIoTエコシステムを創出できるようにするものです。またGSMA IoTセキュリティー・ガイドラインとIoTセキュリティー評価スキームはいずれも、急成長中の省電力広域ネットワーク(LPWA)、すなわちモバイルIoT技術のLTE-MとNB-IoTをカバーしています。
2018年モバイル・ワールド・コングレス上海のIoTプログラム
GSMAのIoTプログラムは、2018年モバイル・ワールド・コングレス上海で第7回GSMAモバイルIoTサミットを開催します。サミットでは、世界中の認可周波数帯で本格展開されているLPWAネットワークの最新動向を探り、データ分析、5Gの影響、セキュリティーなどのテーマを取り上げます。サミットは、上海新国際博覧中心(SNIEC)のホールN5のオーディトリアムAで実施します。サミットに関する詳しい情報については、www.gsma.com/iot/event/iot-summit-at-mobile-world-congress-shanghai-2018/をご覧ください。本プログラムは、多数の最先端IoT製品/サービスのデモをGSMAイノベーション・シティー(SNIEC、ホールN5)で実施します。イノベーション・シティーの詳しい情報については、www.gsma.com/iot/iot-mwcs18-innovation-city/をご覧ください。
2018年モバイル・ワールド・コングレス上海のコネクテッド・チャイナ
GSMAのIoTプログラムが、モバイル・ワールド・コングレス上海で開催する「コネクテッド・チャイナ」には、中国で最も革新的な新興企業や開発者が集まり、LTE-MとNB-IoTのモバイルIoT技術を使った製品やソリューションを紹介します。産業用IoT、物流、スマート農業、防火、スマートシティー、スマートホームという6つの主要アプリケーション分野で、多数の双方向デモを実施します。コネクテッド・チャイナは6月27〜29日に、SNIECのホールW5のNEXTechにて行います。詳しい情報については、www.gsma.com/iot/connected-china-at-mwc-shanghai-2018/をご覧ください。
GSMAのIoTセキュリティーに関する取り組みの詳細については、https://www.gsma.com/iot/future-iot-networks/iot-security-guidelines/をご覧ください。
-以上-
モバイル通信事業者の発言
AT&T
「世界でIoT接続件数がますます増加するにつれ、IoTセキュリティーに対する共通のアプローチが最重要になります。このガイドラインは、しっかりとしたエンドツーエンドのセキュアなIoTエコシステムというビジョンを実現する上で、必須のイニシアチブです。当社はGSMAと緊密に協力してガイドラインの策定を支援しており、ガイドラインに完全準拠しています。これは、セキュリティーリスクから保護された世界規模のIoTエコシステムを構築する上で、大きな前進となります」と、AT&Tモノのインターネットソリューション担当バイスプレジデントのキャメロン・コージー氏は述べています。
エティサラート
「世界の通信事業者、IoT機器メーカー、開発者が適応させた共通のIoT評価スキームとIoTセキュリティーガイドラインの必要性に着眼することが、現在は不可欠になりました。IoTが成長し、破壊的な革新を実現する世界的機会があるため、このガイドラインはIoTを繁栄させ、さまざまな業界/サービス向けに適応させる上で役立つでしょう。エティサラートは、最優良事例を定めるためにGSMAがグローバルなリーダーシップを発揮していることをうれしく思います。またガイドラインを導入・実践する先駆的な通信事業者の1社となることを誇りに思います」と、エティサラート・デジタルのシニアバイスプレジデントであるフランシスコ・サルセド氏は述べています。
KDDI
「IoTは、社会的インフラや家電品を支える機器など、さまざまなモノがネットワークに接続しているため、違法な遠隔操作、スプーフィング、データ傍受など、セキュリティーに関する問題があります。GSMAと共にこのガイドラインを世界規模で普及させることで、さまざまなIoT機器をより安全に利用できるようになります」とKDDIのビジネスIoT推進本部ビジネスIoT企画部長の原田圭悟氏は語っています。
オレンジ
「世界中のお客さまのためにマッシブIoTを導入するとなれば、信頼できるIoTの実現が不可欠です。このガイドラインは、IoTネットワークとIoTプラットフォームのセキュリティーを最初から最後まで意図的に確保する上で役立つと確信しています」と、オレンジのIoTプログラム担当ディレクターのPascal Ancian氏は述べています。
テレノール・グループ
「IoTエコシステム全体で標準化と共通した方向性が必要なため、GSMAのガイドラインを歓迎します。テレノール・グループは、安全でうまく機能するネットワークとサービスの提供に傾倒していますが、この新しいガイドラインは当社の厳格な世界的セキュリティー対策を支えることになります」と、テレノールのシニアバイスプレジデント兼デジタル事業担当ヘッドのパー・シモンセン氏は語っています。
ザイン
「進化するサイバー脅威は、通信インフラの大きなリスクとなっていますが、IoT機器の浸透により、ネットワークのセキュリティーと回復力は最重要項目になります。GSMA IoTセキュリティー・ガイドラインは、こうした脅威を緩和するために、通信事業者が導入すべき適切な措置を規定する上で役立ちます。ザインはこれらのガイドラインに合わせて、当社のIoTセキュリティー方針を調整します」と、ザイン・グループのスコット・ゲーゲンハイマー最高経営責任者(CEO)は述べています。
GSMAについて
GSMAは世界中のモバイル通信事業者を代表する団体で、モバイル事業約800社を結集しています。そのうち300社以上は携帯電話機および端末メーカー、ソフトウエア企業、機器プロバイダー、インターネット企業など、広範囲なモバイル・エコシステムを構成する企業であり、関連業界セクターの組織も参加しています。GSMAはモバイル・ワールド・コングレス、モバイル・ワールド・コングレス上海、GSMAモバイル・ワールド・コングレス・アメリカズ、モバイル360シリーズのカンファレンスなど、業界を主導するイベントの開催も行っています。
詳細情報については、GSMAのウェブサイトwww.gsma.comをご覧ください。GSMAをツイッターでフォローしてください:@GSMA。
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