GfKジャパン調べ:2017年、電動アシスト自転車の販売動向
配信日時: 2018-02-16 15:30:00
GfK ジャパン(所在地:東京都中野区)は、全国のGMS、ホームセンターおよび家電量販店における電動アシスト自転車の販売動向を発表した。
【概要】
・2017年の電動アシスト自転車販売は台数、金額ともに前年から10%超の伸長。
・バッテリーの大容量化が進展。12Ah以上が主流に。
【2017年の電動アシスト自転車販売動向】
2017年の電動アシスト自転車販売は、台数前年比12%増、金額前年比14%増となった。大容量バッテリーを搭載したモデルの拡大などにより税抜き平均販売価格は前年から約1,600円上昇し100,900円となった。四半期別にみても、全期間で販売台数、平均価格共に前年の水準を上回った(図1)。
搭載バッテリーの容量をみると、20Ah以上の商品が発売されるなど大容量化が進展した。12Ah以上のモデルは台数構成比で前年の36%から66%へ拡大した。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/149878/img_149878_1.png
【チャイルドシート設定車の販売動向】
店頭販売時点でチャイルドシートが設定されているチャイルドシート設定車の台数構成比は年間で31%と前年から1%ポイント拡大した。同タイプは入園に合わせて需要が増加する傾向にあり、2017年の第1四半期(1-3月)では構成比が35%に達した(図2)。チャイルドシート設定車の平均価格は2017年年間では121,500円と非設定車より高く、全体の平均価格を上げる要因にもなっている。ただし、同期間では旧モデルなど比較的安価なモデルが販売を伸ばした結果、平均価格は2年間で最も低くなった。
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/149878/img_149878_2.jpg
【スポーツ、通学、シニア需要への期待】
ホームタイプが販売の8割超を占める電動アシスト自転車だが、スポーツ、通学、シニア向けの需要開拓も強化されつつある。2017年は国内メーカーからスポーツタイプやマウンテンバイクの電動アシスト自転車が相次いで発売された。市場に占めるスポーツタイプの構成比は数パーセントと小さいが、2017年の販売台数は前年比27%増と大きく伸長した。同タイプでは今後、海外メーカーの参入も期待されている。この他、通学、シニア向けの潜在需要も大きい。バス、電車、自動車に代わる移動手段としての認知拡大が期待される。
本プレスリリースのURL:
http://www.gfk.com/jp/insights/press-release/1805electricassistbicycle/
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GfKジャパン
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