ブラックロックがスイス再保険プライベート・エクイティー・パートナーズを買収、スイス再保険とのオルタナティブ投資に関する戦略的パートナーシップを発表、プライベート・エクイティ・ファンド・オブ・ファンズの能力を増強し、スイスでのプレゼンスを拡大

プレスリリース発表元企業:BlackRock, Inc.

配信日時: 2012-07-06 11:20:00

ブラックロックがスイス再保険プライベート・エクイティー・パートナーズを買収、スイス再保険とのオルタナティブ投資に関する戦略的パートナーシップを発表、プライベート・エクイティ・ファンド・オブ・ファンズの能力を増強し、スイスでのプレゼンスを拡大

(ニューヨーク & チューリヒ)- (ビジネスワイヤ)-- ブラックロック(NYSE:BLK)は本日、スイス再保険の子会社で欧州でのプライベート・エクイティやインフラのファンド・オブ・ファンズを扱うスイス再保険プライベート・エクイティー・パートナーズ(SRPEP)を買収する正式契約を締結したと発表しました。ブラックロックとスイス再保険は、ブラックロック・オルタナティブ・インベスターズ(BAI)を中心としたオルタナティブ投資の戦略的関係に関する契約も締結しました。これによってスイス再保険が現在SRPEPの商品に行っている投資が強化され、またBAIのプラットフォームへのスイス再保険の今後のコミットメントが確かなものとなります。

SRPEPはチューリヒ、香港、ニューヨーク、ブラチスラバで事業を行っており、2012年5月31日時点で75億ドルの確約資金を有しています。これには、スイス再保険が顧客と共に投資している大規模な確約資金が含まれます。SRPEPは、ブラックロックの既存のプライベート・エクイティ・ファンド・オブ・ファンズ・グループのブラックロック・プライベート・エクイティー・パートナーズ(BRPEP)に統合されます。この取引によりBRPEPのインフラ投資能力が拡大し、欧州とアジアでの拠点が拡大します。また、ブラックロックが長年にわたってチューリヒやジュネーブの従業員を通じてサービスを提供してきた歴史のあるスイスにBRPEPのプレゼンスを確立することができます。

プラットフォームの統合によって顧客確約資金の総額は約150億ドルとなり、非常に優れた専門家の集団と相補的商品をまとめた強力な商品ラインアップが生まれます。このチームは、中核となるファンド・オブ・ファンズ、直接共同投資プログラム、その他の機会を通じてプライマリー・ファンド、セカンダリー・ファンド、直接共同投資機会に投資を行います。

マネジング・ディレクター兼ブラックロック・オルタナティブ・インベスターズ部門ヘッドのマシュー・ボテインは、次のように述べています。「利回りが低くボラティリティの高い環境の中で、世界の顧客は高いリターンの可能性とリスクを低減できる能力を持つ代替的手法を採用しています。スイス再保険プライベート・エクイティー・パートナーズをブラックロックに迎えることができ、高い期待を感じています。その能力は高く評価されており、当社の世界各地の顧客に革新的ソリューションを提供する能力を強化することができると考えています。ブラックロックは、スイス再保険との長年にわたる取引関係を重視しています。今回の取引と戦略的パートナーシップを通じて関係を深めることができ、非常にうれしく思います。」

スイス再保険のグループ最高投資責任者(CIO)のデビッド・ブルーマーは、次のように述べています。「ブラックロックはプライベート・エクイティ・ファンドの運用に幅広い経験があり、SRPEPの基盤を強力に補完することになります。顧客にとって大きな戦略的利益があり、当社従業員にも素晴らしい機会がもたらされるため、スイス再保険はブラックロックとの関係強化をうれしく思います。」

マネジング・ディレクター兼BRPEPヘッドのラッセル・スティーンバーグが、統合後の事業を今後も率いていきます。SRPEPのクリスチャン・ヒンゼ最高経営責任者(CEO)は、統合後の事業のデピュティ・ヘッドとしてブラックロックに入社します。両事業が現在提供している商品の投資戦略や投資スタイルには、変更の予定はありません。どの商品も、現在のポートフォリオ運用チームのメンバーによって引き続き運用されます。

スティーンバーグは、次のように述べています。「ヒンゼとそのチームは、素晴らしいビジネスを構築しました。この新たなチームは相互補完的な投資運用スキルを持ち、特に欧州のファンド運用には優れた能力を持つことになります。両事業が提供している商品を統合する際には、顧客の投資目標を達成するクラス最高のサービスや商品を今後も提供していくことを指針としていきます。」

ヒンゼは、次のように述べています。「SRPEPの事業が拡大を続ける中でお客さまからいただいてきた信頼と信用をスイス再保険は誇りに思います。SRPEPチームは、ブラックロックの組織に加わることを歓迎しており、スイス再保険との相互関係を継続していくことを楽しみにしています。」

ブラックロックのマネジング・ディレクター兼スイス・カントリー・ヘッドのマーティン・ガットは、次のように述べています。「今回の取引は、ブラックロックによるスイス事業への継続的投資の1つです。スイスでのプレゼンスの拡大により、国内の顧客によりよいサービスを提供する能力が高まります。」

取引は、慣習的な完了条件を満たした上で2012年第3四半期末までに完了する予定です。全額現金で行われるこの取引は、ブラックロックの2012年の利益に対して中立的か若干のプラスとなる見込みです。取引の条件は開示されていません。

ブラックロックについて

ブラックロックは、世界の機関投資家や個人投資家のための投資運用、リスク管理、助言サービスの大手企業です。2012年3月31日現在、ブラックロックの運用資産残高(AUM)は、3兆6840億ドルでした。ブラックロックは、さまざまな市場や資産クラスにわたるアクティブ戦略、強化戦略、指数戦略など、お客さまのニーズに応じて幅広い投資商品を提供しています。商品の提供は、特別勘定、投資信託、iShares®(上場投資信託)、合同運用投資ビークルなどのさまざまな仕組みを通じて行っています。ブラックロックは、BlackRock Solutions®を通じて幅広い機関投資家にリスク管理、助言、企業向け投資システムのサービスも提供しています。当社はニューヨーク市に本社を置き、2012年3月31日現在、27カ国に約9900人の従業員を擁し、北米、南米、欧州、アジア、オーストラリア、中東、アフリカの世界の主要市場に大きなプレゼンスを有しています。詳細については、当社のウェブサイトwww.blackrock.comをご覧ください。

ブラックロック・オルタナティブ・インベスターズについて

ブラックロック・オルタナティブ・インベスターズ(BAI)は、世界的に優れたオルタナティブ投資ソリューションを提供しています。2012年3月31日現在、ブラックロックのオルタナティブ投資運用資産残高は総額1104億ドルで、シングル・ストラテジー・ヘッジ・ファンド、ヘッジ・ファンド・オブ・ファンズ、不動産、プライベート・エクイティ一任投資、インフラ、通貨、コモディティーにわたっています。BAIは15年以上の経験を活用し、世界の機関投資家、富裕層投資家、個人投資家のためにオルタナティブ投資を運用しています。

スイス再保険について

スイス再保険グループは、再保険、保険、その他の保険ベースのリスク移転手段をホールセールで提供しています。直接あるいはブローカー経由で取引を行い、保険会社、中・大企業、公的部門の顧客を世界に有しています。標準的商品からオーダーメイドの保障まで、スイス再保険はあらゆる業種にその資本力、専門知識、革新力を提供し、企業や社会が発展に必要なリスクを負うことを可能にしています。1863年にスイスのチューリヒで設立されたスイス再保険は、世界60カ所以上にわたる拠点ネットワークを通じて顧客にサービスを提供し、スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)から「AA-」、ムーディーズから「A1」、AMベストから「A+」に格付けされています。スイス再保険グループの持ち株会社であるスイス再保険リミテッドの登録株式は、スイス証券取引所に上場され、ティッカーシンボル「SREN」で取引されています。スイス再保険グループの詳細については、www.swissre.comをご覧いただくか、ツイッター(@SwissRe)でフォローしてください。

将来見通しに関する記述

本報道用資料、その他ブラックロックが行う記述には、ブラックロックの将来の財務上または事業上の成果、戦略、期待に関する、米国民事証券訴訟改革法の意味における将来見通しに関する記述が含まれることがあります。将来見通しに関する記述は通常、「傾向」、「可能性」、「機会」、「途上」、「信じる」、「満足できる」、「期待する」、「予想する」、「現状の」、「意図」、「推計する」、「位置づける」、「想定する」、「見通し」、「続ける」、「留まる」、「維持する」、「持続させる」、「目指す」、「達成する」といった表現および同様の表現、あるいは将来や条件を表す「つもりだ」、「だろう」、「なるはずだ」、「なり得る」、「かもしれない」などの動詞または同様の表現により特定されます。

ブラックロックは、将来見通しに関する記述が時の経過とともに変化する多くの想定、リスク、不確定な事象による影響を受けることを警告します。将来見通しに関する記述は、それがなされる日現在に関するもので、ブラックロックは将来見通しに関する記述を更新する義務を有さず、更新を約束するものでもありません。実際の結果は、将来見通しに関する記述で予想されているものと大きく異なる可能性があり、将来に生じる結果は過去の実績とは大きく異なる可能性があります。

ブラックロックが米証券取引委員会(SEC)に提出済みの報告書に記述したリスク要因、および本報告書の他の箇所で特定するリスク要因に加え、特に以下のような要因により、実際の結果が将来見通しに関する記述または過去の実績から大きく異なるものとなる可能性があります。(1)事業上のイニシアチブおよび戦略の開始、中止、成功、タイミング、(2)商品・サービスに対する需要や運用資産の価値に変化を生じさせる可能性のある政治、経済、業界の状況、金利環境、外国為替相場、金融・資本市場における変化と変動、(3)ブラックロックの投資商品の相対的・絶対的投資パフォーマンス、(4)競争激化の影響、(5)将来の企業買収および売却の影響、(6)訴訟における好ましくない結果、(7)自社株買いの規模とタイミング、(8)技術の変化の影響・規模・タイミングと知的財産および情報セキュリティー保護の十分性、(9)ドッド・フランク・ウォール・ストリート改革及び消費者保護法を含む立法上および規制上の措置や改革の影響およびブラックロックまたはPNCフィナンシャル・サービシズ・グループに関連する、政府機関による規制、監督、執行行為、(10)一般経済、各国および各地域の金融・資本市場、特定の産業またはブラックロックに悪影響をもたらすテロ活動、国際的な敵対行為、自然災害、(11)高い能力を有するプロフェッショナルを確保し、引き留める能力、(12)ブラックロックの経済的投資の簿価の変動、(13)商品や取引への課税が顧客への価値提案に影響を及ぼす可能性など、税法改正の影響および当社の税務上の立場一般、(14)自社商品の販売をブラックロックが維持できること、(15)適宜自社商品をサポートするブラックロックの選択の影響、(16)他の金融機関における問題の影響や他の金融機関の商品の破綻や不調の影響。

ブラックロックの年次報告書(フォーム10-K)およびブラックロックがその後SECに提出した報告書は、SECのウェブサイト(www.sec.gov)あるいはブラックロックのウェブサイト(www.blackrock.com)でご覧いただけます。それらの報告書では、これらの要因について詳細に説明し、将来見通しに関する記述に影響を与える可能性のあるさらなる要因を挙げています。当社のウェブサイトに掲載されている情報は、本プレスリリースの一部ではありません。

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

連絡先
BlackRock Contacts
Media Relations Switzerland:
Marc Bubeck, 49-89-42729-5882
marc.bubeck@blackrock.com
または
Media Relations US:
Brian Beades, 212-810-5596
brian.beades@blackrock.com
または
Investor Relations US:
Ellen Taylor, 212-810-3815
ellen.taylor@blackrock.com
または
Swiss Re Contacts
Media Relations Switzerland:
Rolf Tanner, +41 43 285 4904
rolf_tanner@swissre.com

プレスリリース情報提供元:ビジネスワイヤ