伝統画材ラボPIGMENTで日本の画材をテーマにしたトークイベント「色彩と質感の地理学-日本と画材をめぐって-」を開催

プレスリリース発表元企業:寺田倉庫

配信日時: 2017-03-30 11:00:00

寺田倉庫(東京都品川区 代表取締役:中野 善壽)が運営する東京・天王洲の伝統画材ラボ「PIGMENT(ピグモン)」は、2017年4月29日 (土) に日本の画材をテーマとしたトークイベント「色彩と質感の地理学-日本と画材をめぐって-」を開催いたします。



研究ラボ、ミュージアム、アカデミー、ショップの4つの機能を持つPIGMENTではかねてより、色彩感覚に関する研究も行っています。今回実施するトークイベントはその取り組みの一環で、絵画において重要な要素とされる「色彩」と、「質感」を軸に、顔料、特に岩絵具や和紙、絹といった日本特有の画材を感覚的な表現ではなく、色彩の学術面及び画材・素材面から具体的にアプローチし、よりその魅力に注目していただく機会として企画されました。
当日は、美術家 中村 ケンゴ氏、色彩研究者・編集者 三木 学氏、PIGMENTラボ所長の岩泉 慧が登壇し、日本の地理的・風土的観点から見た色彩と質感についての文化考察を交えながら、美術分野のみならず、近年の自動車、化粧品、ファッション業界、認知科学の分野までを射程に入れた色彩・質感研究の現在にも迫ります。詳細は、以下ご確認ください。
[画像1: https://prtimes.jp/i/14158/71/resize/d14158-71-568437-0.jpg ]


【開催概要】
トークイベント「色彩と質感の地理学-日本と画材をめぐって-」
~日本の画材の魅力とは?環境と知覚に基づいた、芸術と文化における色彩と質感の問題をさまざまな角度から考察します~
■日時:2017年4月29日(土)14:00~16:00(開場13:30)
■場所:画材ラボPIGMENT(東京都品川区東品川2-5-5 TERRADA Harbor Oneビル 1F)
■定員:40名
■参加費:無料
■申込方法:
Peatixイベントページよりお申込みください。
http://peatix.com/event/251477
■企画:中村 ケンゴ
■主催:PIGMENT
■登壇者プロフィール:
中村 ケンゴ:美術家。現代社会を表象するモチーフから、美術史上のさまざまなイメージまでをも用いたユニークな絵画を制作。国内外の展覧会、アートフェアに多数出品。展覧会、シンポジウムなどアートプロジェクトの企画運営にもあたる。多摩美術大学大学院日本画専攻修了。

三木 学:文筆家、編集者、色彩研究者、ソフトウェアプランナー他。独自のイメージ研究を基にした編集、執筆、ソフト開発、ライセンス・マネジメント等を行っている。共編著に『フランスの色景』、『大大阪モダン建築』、ヤノベケンジ『ULTRA』(すべて青幻舎)などがある。画像色解析システム『Feelimage Analyzer』(ビバコンピュータ株式会社)で「マイクロソフト・イノベーションアワード2008 優秀賞」、「ソフトウェア・プロダクト・オブ・ザ・イヤー2009」受賞。音楽自動生成スライドショーシステム『PhotoMusic』ディレクター。「あいちトリエンナーレ2016」コラムプロジェクト『アーティストの虹-色景』ディレクター。

岩泉 慧:PIGMENTラボ所長、画材エキスパート、京都造形芸術大学 講師、美術家。2015年に絵画表現における膠使用方法の論文で博士号を取得。PIGMENTや京都造形芸術大学にて膠を基点とした様々な画材の研究、指導を行いながら、物質存在に関する作品により作家としても活動を続けている。

【PIGMENTについて】
寺⽥倉庫が運営する画材ラボで、良質な素材を扱っているメーカーと作家を繋ぎ、世界で通⽤する⽇本の若⼿作家の育成・サポートを行う拠点として、2015年7月にオープンしました。⽇本ブランドの良質な素材にこだわり商品をセレクトし、顔料だけでも 4500⾊に及ぶラインナップを提供しています。また、画材の販売のみに留まらず、画材の研究で博⼠号を取得した、専⾨知識の豊富な画材のエキスパートが、それぞれの画材の特性から使⽤法までアドバイスを⾏います。
URL:http://pigment.tokyo/ja/

【TERRADA ART VILLAGE概要】
寺田倉庫が展開する「TERRADA ART VILLAGE」は天王洲をアートの発信地・集積地とするための取り組みです。詳細については、以下をご参照ください。
・美術品保管庫: 保税倉庫、燻蒸設備、シーズニングルームを完備する、最適な条件で美術品を保管する倉庫
・T-ART GALLERY: 倉庫内に設置した美術作品の展示等に活用できる多目的スペース
・Asian Art Award supported by Warehouse TERRADA: 若手アーティストの発掘だけでなくその後の制作活動も支援するアートアワード
・TAC ART STUDIO: アーティストのためのレンタルアトリエスペース
・PIGMENT: 希少性の⾼い画材や、過去の作品を修復する際に使用する修復画材を取り扱う伝統画材ラボ
・建築倉庫ミュージアム: 建築模型を展示しながら保存する、新しい発想のミュージアム。海外芸術機関を対象としたコンテンツのレンタル、著名な建築家を招いたシンポジウム開催などの取り組み
・BUCKLE KOBO: 大田区京浜島にある鉄工所を再生した、オープンアクセス型の制作工房
・HELUTRANS-TERRADA: 美術品の梱包・運送・展示をワンストップで手がける、美術品総合サポート会社
・TERRADA ART COMPLEX: ギャラリーやアトリエ (TAC ART STUDIO) が入居するアート複合施設
・横浜美術大学[寺田倉庫寄付講座・修復保存コース]: 美術品の修復技術者の養成を目的とした講座への支援
・Architecture Model Workshop: 建築模型工房、建築模型の制作やプロダクトの販売スペース

[画像2: https://prtimes.jp/i/14158/71/resize/d14158-71-694805-1.jpg ]

【寺田倉庫について】
社 名:寺田倉庫(Warehouse TERRADA)
事業内容:保存保管業、保存保管関連事業
代 表 者:代表取締役 中野 善壽
所 在 地:〒140-0002 東京都品川区東品川2-6-10
設 立:1950年10月
U R L : http://www.terrada.co.jp/ja/

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