ソウル半導体、COBで世界最高レベルの発光効率を達成、Acrich COBを発表
配信日時: 2017-03-08 14:30:00
高電圧、交流技術の核心となるAcrich COBの新製品17種をリリース
MJT COB、東芝ライテック株式会社の放送スタジオ用照明に採用
(韓国安山市)- (ビジネスワイヤ) -- 世界的なLED (発光ダイオード)専業メーカーのSeoul Semiconductor Co., Ltd. (本社:韓国安山市、代表理事:李貞勲、以下「ソウル半導体」)は、3月7日から東京で開催されている国際照明総合展「ライティングフェア2017」で新製品Acrich COB 17種を公開した。
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ソウル半導体が発売したAcrich COB (写真:ビジネスワイヤ)
今回発表した製品は、高電圧と交流技術の核心である「Acrich (アクリチ)」技術が適用されたCOBタイプのLED製品である。Acrich COBは、高電圧LEDチップの技術に基づくMJT COBシリーズと、交流駆動技術に基づくAC COBシリーズで構成される。高電圧LEDチップ技術(高集積素子技術:Multi Junction Technology)によるMJT COBは世界最高レベルの発光効率となる168lm/Wを達成しており、LEDの交流駆動技術に基づくAC COBは、コンバータを取り除き、照明器具設計の柔軟性と寿命を大幅に向上させることができる点が特長である。
1. Acrich COB (1) MJT COB (高集積素子技術を応用したCOB)
MJT COBは、ソウル半導体が源泉特許を保有する高集積素子技術(MJT:Multi Junction Technology)とCOB (Chip On Board)技術を組み合わせた製品である。発光効率は既存の自社製品に比べ約6%改善しており、168lm/W (5000K、Ra80、Tj=85℃、40W)と高く、COBとしては業界最高レベルとなっている。同じ明るさを実現するのに、既存のCOB製品では144個のチップを使用するが、MJT COBは54個のチップだけで同じ明るさを実現することができる。チップの数が減少し、ワイヤボンディング(電力供給のためにチップとチップ、そして基板を金線で接続する工程)による不具合のリスクを大幅に低減することができる。
区分 MJT COB
(40W) 既存のCOB
(40W) 最大発光効率 168lm/W 158lm/W チップ数 54個 144個 ワイヤー
ボンディング
60ヶ所 156ヶ所 2. Acrich COB (2) AC COB (交流駆動技術を適用したCOB)
交流駆動技術を適用したAC COBは、交流電源で駆動するCOBで、体積が大きく寿命が短いコンバータを専用のドライバICで置き換えた製品である。コンバータがない回路はコストを約25%削減することができ、空間活用性を大幅に高めることができる点が特長である。
3.高出力COBが放送スタジオ照明(スポットライト)に採用
ソウル半導体のMJT COBは、日本の東芝ライテック株式会社(取締役社長:揖斐洋一、http://www.tlt.co.jp)の放送スタジオ照明に採用された。
ソウル半導体のMJT技術が適用された240W級以上の高出力COBは、高い演色性と光学特性で放送スタジオ照明に最適化された特性を備えている。
ソウル半導体の中央研究所ナム・ギボム副社長は、「ソウル半導体が、今回発表したAcrich COBは、単に性能をアップグレードした既存の製品とは異なり、ソウル半導体の交流および高電圧技術のAcrichと、COB技術が融合した全く新しいコンセプトのLEDです」とし、「MJT COB、AC COBのラインアップに加え、現在開発中の2種類のCOB新製品も年内に発表を予定しており、世界中の高品質LED照明市場を積極的に攻略したい」と明らかにした。
*アクリチ技術とは?
Acrich (アクリチ)は、ソウル半導体が2005年に世界に先駆けて開発した交流用LED技術である。交流用LEDのチップ製造技術から、モジュール、回路構成に至る交流LED関連技術の両方が含まれる。ソウル半導体が独自のライセンスを確保しているアクリチ技術は、大きく分けて、交流電源から直接駆動するLED技術(交流駆動技術= ACテクノロジー)と、高電圧で駆動するLEDチップ技術(マルチジャンクションテクノロジー)に区分され、この技術を活用して、高効率、低消費電力、高信頼性、デザインの柔軟性を備えた交流駆動LEDを製造することができる。アクリチは、従来のDC LEDの限界を超える次世代LED技術として評価されており、世界中の交流LEDの技術の代名詞として知られている。
businesswire.comでソースバージョンを見る:http://www.businesswire.com/news/home/20170307006599/ja/
連絡先
報道関係者お問い合わせ先:
日本支社:ジャパンソウル半導体株式会社
広報担当
03-5360-7620
プレスリリース情報提供元:ビジネスワイヤ
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