大阪大学の岸本忠三教授が2017年度キング・ファイサル国際賞の医学部門賞を受賞

大阪大学の岸本忠三教授が2017年度キング・ファイサル国際賞の医学部門賞を受賞

（大阪）- （ビジネスワイヤ） -- 大阪大学免疫学フロンティア研究センターの岸本忠三名誉教授が、自己免疫疾患に対する斬新な生物学的治療の開発で重大な役割を果たした功績により、2017年度キング・ファイサル国際賞（KFIP）の医学部門賞を受賞しました。

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Professor Tadamitsu Kishimoto (Japan) Winner of the King Faisal International Prize (Medicine) 2017 (1438H) (Photo: ME NewsWire)

KFIPを主宰するキング・ファイサル財団は1976年設立のサウジアラビアを本拠地とする国際慈善団体です。同財団は、ファイサル・ビン・アブドルアジーズ・アール・サウード国王の遺徳を偲び、後世に伝えることを使命としています。

他部門では、サウジアラビアの二聖モスクの守護者サルマン・ビン・アブドルアジーズ・アール・サウード国王が、マッカとマディーナの二聖モスクに対する誠心誠意の奉仕によりイスラーム奉仕部門賞を受賞しました。ベイルートにあるレバノン大学のリドワン・アル・サイード教授は、イスラーム法体系と政治的伝統の分野における研究発表によりイスラーム研究部門賞を授与されました。

ヨルダン・アラビア語アカデミーはアラビア語翻訳を通して科学・技術の知識の伝達に全力を注いだその努力により、全員一致でアラビア語・アラビア文学部門賞の受賞者に選ばれました。科学部門賞は、スイスのバーゼル大学物理学部のダニエル・ロス教授とドイツのヴュルツブルク大学MBE部門長のローレンス・モレンカンプ教授の共同受賞となり、両教授のスピントロニクス分野での先進的な実験が称えられました。

毎年授与されるKFIPは、5つの部門における個人や機関の卓越した貢献を表彰するものです。最終選考に向けて期待感が高まる中、世界各地から集まった選定委員が1月8日から10日までリヤドで会合し、2017年度の受賞者を決定しました。

KFIPはムスリム社会に、文明のあらゆる側面に関わり、人間の知識を深め、人類を発展させるためのインスピレーションを与えることを目的としています。受賞者は純粋に功績に基づいて選定され、その成果は各部門を専門とする選定委員会により、綿密に検証されます。厳格な評価手順は国際基準を満たすもので、KFIP受賞者の多くは後に、ノーベル賞など権威ある栄誉に輝いています。

*配信元：ME NewsWire

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