世界初のセルラーデータシステム(CDS)に高速処理技術を適用 アクセラレータによる処理速度向上で、適用範囲が大幅に拡大
配信日時: 2012-05-10 14:00:00
前田建設工業株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:小原 好一)と株式会社高速屋(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:新庄 耕太郎)は、5月10日、高速屋の新規事業「カスタムエンジン開発」を利用して、前田建設が開発・販売を行う「セルラーデータシステム(以下 CDS)」の性能向上を図り、これをファイル共有グループウェア「M-Finds」、Webシステム構築ツール「Wefog」、建物履歴管理システム「ichroa」として各々展開することを発表いたします。
前田建設のCDSは、リレーショナルデータベースとは異なる、新たな概念の「セル理論」を元に処理を行うことで、既存・新規システム、企業内・個別システム、ファイルの種類等データ形式を問わずに、横断的・統合的に分析ができます。企業同士のシステム統合を例にとった場合、従来は統合のためのシステム構築に多大なコストと時間を必要としていましたが、CDSではこれらの費用と期間を大幅に圧縮することが可能です。
一方、高速屋の「カスタムエンジン開発」は、顧客の既存システムで課題のある箇所にピンポイントで高速処理エンジンを提供するという、今年1月に開始した新規事業です。システムへのパッケージ導入によりソリューションを提供する「高速機関」と異なり、インフラの変更を伴うことなく、特定の課題や顧客の要望に対し、少ない改修で最大限の効果を発揮するよう考案されております。
CDSは、その新規性、優れたコストパフォーマンスが注目される新たなデータ処理形態ですが、データ形式を問わず、簡易に横断的・統合的な分析を可能とする特徴ゆえ、データ全体の中から特定のキーに関連するデータを探すという、中間一致検索を多用します。この処理は、従来オープンソースのMySQL上で実装されていましたが、データ量が増えた場合に処理性能が出せないという課題を抱えていました。今回、この課題に対し、高速屋は「カスタムエンジン開発」事業の第1号として、CDSに適した「CDS向け検索アクセラレータ」の開発を行いました。この結果、「CDS向け検索アクセラレータ」を適用する前後で、検索性能は従来比20~30倍という大幅な高速処理を達成しました。
CDSは、「M-Finds」「Wefog」「ichroa」を通して、今後事業展開を加速し、2015年末までに100社の導入を目標とします。また、価格帯は1,000万円以下を想定しております。
【会社概要】
社名 : 前田建設工業株式会社
URL : http://www.maeda.co.jp/
本社所在地: 東京都千代田区猿楽町二丁目8番8号 猿楽町ビル
創業年 : 1919年
代表者 : 代表取締役社長 小原 好一
社名 : 株式会社高速屋
URL : http://www.kousokuya.co.jp/
本社所在地: 神奈川県川崎市幸区新塚越201 ルリエ新川崎6F
設立年 : 2002年
代表者 : 代表取締役社長 新庄 耕太郎
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